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検査部門

概要

検査技術課は血液や尿などの検査を実施する『検体検査技術課』と、心電図・呼吸機能・超音波検査・採血などを実施する『生理検査技術課』からなり、約40名の臨床検査技師が検査を実施しています。

また、当課は毎年実施される日本医師会や日本臨床検査技師会の外部精度管理調査に参加し、検査精度管理が正しく行われていることを保証する日本臨床検査技師会・日本臨床検査標準協議会の「精度保証認定施設」にほぼ制度発足時より認定されております。さらに、国際的に認定されたISO15189を取得しています。

また、当課の臨床検査技師の多くは日本超音波学会認定の「超音波検査士」をはじめ日本臨床微生物学会認定の「認定臨床微生物検査技師」「感染制御認定臨床微生物検査技師」、日本輸血・細胞治療学会認定の「認定輸血検査技師」、日本検査血液学会認定の「認定血液検査技師」、日本臨床検査技師会認定の「認定一般検査技師」「認定救急検査技師」、日本臨床病理医学会・同学院認定の「二級臨床検査士」、「糖尿病療養指導士」「NST専門療法士」など数多く取得しております。

また糖尿病教室、NST、院内感染対策などのチーム医療にも検査の専門的知識を生かして参加しています。

検査受付・中央採血室

15番窓口で採血・採尿の患者様と生理検査の患者様の受付を行っています。外来採血業務はすべて国家資格を有する臨床検査技師が担当し、1日平均約400~500名実施しています。採血は受付順となりますが車椅子の患者様が多い場合などはスペースの関係上前後いたしますことをご了承ください。混雑時には大変ご迷惑をおかけいたしておりますが他部門からの応援体制もとり、標準採血ガイドライン(日本臨床検査標準協議会)に基づいてできるかぎり安全な採血を心がけております。採血時に気分が悪くなる方はベッドでの採血も可能ですので遠慮なさらずにお申し出ください。 

一般検査

尿や便、髄液や体腔液(胸水、腹水、関節液など)の検査を行っています。

尿や便は痛みを伴わずに採取できるためスクリーニング検査として用いられ、尿検査では尿中の化学成分や細胞などの有形成分を調べることで腎臓や尿路の異常を、便検査では消化管の出血などを知ることができます。

髄液は主に腰椎を穿刺して採取され、髄膜炎や脳炎などの診断に用いられる重要な検査で、化学成分や細胞の数や種類を調べることで診断や治療に役立てます。

胸腔や腹腔、関節腔などに異常に貯留した体液を穿刺して採取されたものが体腔液といい、性状を調べることで貯留した原因や病態の把握を目的として検査を行います。

このほかにもインフルエンザウイルスや新型コロナウイルスなどの抗原迅速検査等も当院では一般検査で行っています。

生化学検査

健康診断で誰もが気になるコレステロール値、中性脂肪、血糖値——採血管1本には多くの情報が詰まっています。生化学検査では主に、体内で生成される血液や髄液といった体液を用いてさまざまな化学成分(蛋白・糖・脂質・酵素・ホルモンなど)を測定します。
それらを数値化することで、肝臓や腎臓などの機能評価、病気の診断または治療効果の指標として用いられています。
そしてこのような検査は、“㎍(マイクログラム)” ——1グラムの実に百万分の1,というごく微量を測定するための、つねに正確で安定した結果を皆さまにお伝えできるよう、わたしたちは日々、検査機器や測定試薬の精度を保つための管理にも努めています。

免疫血清検査

体外から入ってくる異物(抗原)に対し、身体が抵抗する働きを免疫と呼び、この時に作られる物質は抗体と呼ばれます。一度抗体ができると、後に、抗原が侵入してもその抗体が抵抗するようになります。この抗体と抗原が結びつく反応を抗原抗体反応(または免疫反応)と呼びます。免疫血清検査は、この抗原と抗体が特異的に反応することを利用して抗原や抗体の有無や量を調べる検査で、感染症・悪性腫瘍等の診断に欠くことのできないものです。

血中薬物濃度検査

抗てんかん薬・免疫抑制剤等の治療薬の血中濃度を測定します。
治療薬の血中濃度モニタリングをすることは大変重要であり、血中濃度を最適な濃度に保つことによって最適な治療効果が得られ、薬物中毒などを防ぐことができます。

血液検査

自動血球計数装置で赤血球・白血球・血小板の数を測定し、主に貧血がないかどうかや白血球数と血小板数に異常がないか検査を行います。また、血液で作製した標本を顕微鏡で観察し、異常細胞の有無のスクリーニングを行います。

血液の病気が疑われる場合には、必要に応じて医師より骨髄穿刺が実施されることがありますが、その検体処理や標本作成、顕微鏡での異常細胞の有無を調べる検査も血液検査にて行っています。もし、血液がんが疑われる場合はどの系統の細胞が癌化したかを明らかにすることが重要です。それは、どんな細胞が癌化したかによって治療法が異なるためです。そこで、当院は細胞の表面抗原(蛋白質の一種)の有無を検索することでどの系統の細胞が癌化したのか迅速に判断できるフローサイトメーターを備え、適切かつ迅速な治療開始に繋げられるよう対応しています。また、フローサイトメーターは造血器腫瘍の迅速診断だけでなく、骨髄移植などの造血幹細胞移植医療に必要な情報を検査することにも役立っています。

これらの検査は、血液等に含まれる細胞の数や形の検査ですが、その他に凝固線溶系測定装置にて、出血を止めるために必要な凝固因子が不足していないか(出血傾向)、血栓ができやすくないか(血栓傾向)、また既に血管内に血栓ができていないかどうかの検査も行っています。

細菌検査

 

感染症が疑われる患者様から採取された検体(尿・便・喀痰・膿・血液など)を、グラム染色を行って顕微鏡で観察し、感染症の原因となる菌を探します。また、さまざまな培地を用いて検体を培養し、培養で発育してきた菌に対してどの抗菌薬が効くのかを調べる薬剤感受性検査を行います。感染症の原因となる菌が特定され、薬剤感受性結果が得られれば、その菌に適した抗菌薬が選択されることになり、細菌検査は感染症診断・治療に欠かせません。
その他、当院では結核菌や新型コロナウイルスなどの遺伝子検査も行っています。
これらの検査により検出された病原体の情報は、院内感染対策や地域の施設連携にも役立てています。

生理検査

生理検査室では超音波検査、心肺機能検査、脳波・筋電図検査、耳鼻咽喉科外来での聴力検査を10名の臨床検査技師が行っております。
患者様の誤認を防ぐために、検査前にご本人様のお名前を確認させて頂いており、ご協力をお願いいたします。また心電図、心臓超音波検査で女性技師希望でしたら遠慮無くお申し出ください。その際は多少お待ちいただくことをご了承ください。

超音波検査

腹部、心臓、頸動脈、甲状腺、下肢静脈、乳腺、関節を対象に実施しています。
対象部位にゼリーをつけるだけで痛みも無く、安全な検査です。日本超音波医学会認定の専門資格を持つ超音波検査士管理下で臓器の形態異常や腫瘤の有無、血行動態、機能評価などを目的として行っています。

心肺機能検査

心電図、ホルター心電図、24時間血圧計、CABI/ABI検査、トレッドミル検査、肺機能検査、一酸化窒素など行っています。
※呼気中の一酸化窒素濃度測定は喘息の補助診断となるものでH27年8月より開始いたしました。

脳波・筋電図検査

脳波検査、神経伝導検査、針筋電図(医師施行)、睡眠時無呼吸検査、誘発電位を行っています。

聴力検査

日本聴覚医学会認定の聴力測定技術取得スタッフのもと以下の項目を実施しています。
標準純音聴力検査、ティンパノメトリー、耳小骨筋反射、遊戯聴力検査、標準語音聴力検査、耳音響放射検査、耳管機能検査、鼻腔通気検査、平衡機能検査を行っています。

精度管理

品質保証施設認証書

検査室において測定された検査値は日本臨床検査技師会、及び日本臨床検査標準協議会により認定を受け、その精度が保障されています。正確な検査値を患者様に提供しています。


ISO15189

認定証

平成31年3月に、検体検査・生理学的検査・病理学的検査の3分野でISO15189を取得しました。

ISO15189は臨床検査室に特化した国際規格に基づき審査され、品質マネジメント(正確な結果)と臨床検査の種類に応じた技術能力を有するとして、当院の検査体制・技術が第三者機関(JAB)の評価を得て認定されたものです。

スタッフ紹介

  • 検査部長:谷 達夫
  • 検査技師長:山崎 明
  • 臨床検査技師:36名

認定資格取得状況

認定一般検査技師 2名
認定輸血検査技師 2名
認定血液検査技師 5名
認定微生物検査技師 3名
感染制御認定臨床微生物検査技師 3名
認定救急検査技師 1名
超音波検査士 消化器領域 4名
循環器領域 6名
健診領域 0名
血管領域 1名
体表臓器 1名
2級臨床検査士 循環生理学 6名
神経生理学 1名
血液学 4名
微生物 8名
免疫学 1名
緊急臨床検査士 6名
聴力測定技術(日本聴覚医学会) 1名
NST専門療法士 2名
臨床工学士 5名
糖尿病療養指導士 2名
日本乳がん検診精度管理中央機構 乳房超音波講習会試験 評価A 1名
毒物劇物取扱責任者 4名
認定サイトメトリー技術者 1名

検査を受ける場合は、事前にご確認くださいますようお願いいたします。

 

 

印が休診日、印が午前のみ診療です。

             
             
             
             
             
             
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