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総合周産期母子医療センター

概要

総合周産期母子医療センターは、平成15年に新潟県より認定されました。以来、中越地域の周産期医療の中核的な役割を担っています。ハイリスク母体・胎児を対象とする産科部門とハイリスク新生児を対象とする新生児部門から構成され、妊娠母体、胎児から出生後の新生児までの包括的な高度な医療を行っています。それぞれ部門には、母体胎児集中治療病床(MFICU)6床と新生児集中治療病床(NICU)12床があり、産婦人科、新生児科、小児科、小児外科、麻酔科等の関連する科が連携して、365日24時間体制で母体・胎児救急疾患や新生児救急疾患に対応しています。

産科部門では、ハイリスク妊婦の紹介および母体搬送を積極的に受け入れています。合併症をお持ちの妊婦さんの高次医療も、種々の専門科と連携して総合的に診療させて頂いています。

新生児部門は、手厚い治療が可能な新生児集中治療病床(NICU)12床と成長するための回復期用の病床(GCU)18床があり、年間130~160名の入院児を受け入れています。早産児、先天性疾患を持って生まれてきた新生児、出生後に呼吸障害などを伴った新生児に対して、高度新生児医療を提供しています。 「安全・安心なお産」と「後遺症なき生存」を目ざしています。

母体胎児部門新生児部門


母体胎児部門

母体胎児部門は、母体胎児集中治療病床(MFICU)6床を有し、合併症をお持ちの妊婦さんや赤ちゃんの高次周産期医療を、種々の専門科と連携し、総合的な診療をさせていただいています。
新潟県周産期ネットワークの基幹病院として、県内全域および県外からも、ハイリスク妊娠の紹介や母体搬送を24時間体制で受け入れています。

産婦人科


新生児部門

概要

当院のNICU部門は、新潟県中越地方における新生児医療の中心的役割を担っています。手厚い治療が可能な新生児集中治療病床(認可NICU)12床と成長するための回復期用の病床(GCU)18床から成り、小児科と協力して365日24時間体制で診療を行っています。年間の入院数は130~170名で、早産児、先天性疾患を持って生まれてきた新生児、出生後に呼吸障害などを伴った新生児に対して、高度新生児医療を提供しています。

特色・方針

当院では産科医師、新生児科医師、看護師、助産師だけでなく、理学療法士や臨床心理士など様々な職種のスタッフが協力して診療に当たっています。小さな赤ちゃんにとってNICUは治療の場であり、成長の場でもあります。そのため赤ちゃんが快適に過ごせるように照明や感染などに配慮し、母乳育児を積極的に行っています。赤ちゃんとご家族が一緒にいる時間が有意義になるように、赤ちゃんが1日でも早くご家族の元に退院できるように、スタッフ全員でお手伝いしていきます。

業務内容

入院後、まだ状態の不安定な赤ちゃんに対して、人工呼吸器管理、輸液、薬剤投与などを行いながら、赤ちゃんの状態が少しでも早く安定するように治療に取り組んでいます。NO(一酸化窒素)吸入療法や低体温療法などの高度な新生児医療を行うこともあります。また赤ちゃんの成長に欠かせない栄養面にも配慮しながら、赤ちゃんにとって優しい環境作りを目指して、日々努力しています。 赤ちゃんの状態が安定してくると、カンガルーケアや抱っこなどの触れ合いの時間が少しずつ増えてきます。そして経口哺乳や沐浴などを行いながら、退院に向けての準備を一緒に進めていきます。退院してからも赤ちゃんの成長・発達のフォローを行い、サポートが必要な児に対して、適切な医療が受けられるように支援しています。 また新生児医療の更なる発展のため、若い医療スタッフへの教育や他施設と連携しての臨床研究などにも積極的に取り組んでいます。

新生児科

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