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形成外科

概要

形成外科は、外傷、疾患(腫瘍など)、先天性疾患、加齢性変化などにより生じた形の変化や欠損に対し、機能と形態の再建を行い、患者さんの生活の質Quality of life(QOL)の改善を目指す外科系の診療科です。 form ever follows function.(形は機能に従う)ーLouis Henry Sulivan(建築家)ーという言葉がありますが、人間のからだのかたちにも、解剖学的・生理的な構造・機能が反映されています。形成外科はかたちを重視する外科系の診療科ですが、最善のかたちを得るために、「形が成り立つ」ベースとなる解剖学的構造や生理的機能にも重視した手術、治療を行います。

特色・方針

当院は、救命救急センター、NICUが設置され、がん診療連携拠点病院に指定されています。 地域中核病院の形成外科として、顔面外傷や広範囲熱傷などの外傷をはじめ、先天性疾患から再建手術まで、幅広いニーズに応えるべくオールラウンドな診療の提供を目指しています。 形成外科が取り扱う疾患は多岐に渡るため、他の診療科との連携、チーム医療が重要となることがあります。患者さんにとって最善の治療を提供するため、形成外科医として手術のみならず、コンサルタントとしての役割りを担うべく努力いたします。 当科は新潟大学医学部形成外科の教育関連施設として、日本形成外科学会に認定されています。

対象疾患について

  • 熱傷(新鮮例、熱傷による潰瘍、瘢痕拘縮)
  • 顔面外傷(顔面骨骨折、皮膚軟部組織損傷)
  • 先天性疾患
    • 頭蓋顎顔面:口唇口蓋裂、顔面裂
    • 耳:小耳症、副耳、埋没耳、耳ろう孔
    • 手足:合指(趾)症、多指(趾)症
    • 眼瞼:先天性眼瞼下垂、睫毛内反、眼瞼内反・外反
    • 体幹:漏斗胸、臍ヘルニア・突出症、陥没乳頭
  • 母班、血管腫・血管奇形
  • 皮膚・軟部組織の良性および悪性腫瘍
  • 乳房再建、悪性腫瘍切除後の組織欠損に対する再建
  • 乳房再建にともなう乳房増大術、乳房縮小術(自費)
  • 外傷、熱傷、手術後の傷跡、ケロイド
  • 難治性潰瘍、褥瘡
  • 顔面神経麻痺
  • 眼瞼下垂症
  • リンパ浮腫
  • その他:腋臭症、陥入爪・巻き爪など

●刺青に対するレーザー治療、手術は自費診療になります。
● 美容外科手術は原則的に行っていませんが、相談には応じております。 (初診料、診察料は自費となります。)

診療実績

(対象期間/2022年1月1日~12月31日)

患者数

 新患患者数 506 人 
 入院患者数  64 人

手術件数

総手術件数 525 件 








外傷 164 件 
先天異常 31 件 
腫瘍 219 件 
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド 16 件 
難治性潰瘍 14 件 
顔面神経麻痺 5 件 
リンパ浮腫 1 件 
眼瞼下垂 6 件 
あざのレーザー治療(保険診療のみ) 2 件 

医師紹介

氏名 職位 専門領域 認定資格等
佐藤 孝道
(平成14年卒)
部長 一般
乳房再建
各種専門外来
日本形成外科学会専門医
日本熱傷学会専門医
JATECプロバイダー
MCLSプロバイダー
日本DMAT隊員
ドクターヘリフライトドクター
藤盛 滉也
(平成31年卒)
     
塚田 鼓
(令和2年卒)
     
松田 健 出張医 眼瞼下垂症外来 日本形成外科学会専門医

外来担当医表


特殊外来のご案内

乳房再建、眼瞼下垂症、リンパ浮腫の患者さんを対象に、専門外来を開設しています。
お待ちいただく時間を短縮するため、完全予約制となっています。
専門外来の受診をご希望される方は、形成外科外来受付(平日15:00~16:30)にお問い合わせください。

乳房再建外来

毎週金曜日:午後14時〜16時
担当医:佐藤
当科では2009年以降、乳腺外科と連携し、乳がんに対する乳房再建術を行っています。
現在までに70名の患者さんが当科で乳房再建術を受けられております。 2013年7月からは人工物(ティッシュエキスパンダー、シリコンインプラント)による乳房再建術が保険適応となりました。
当院は、一次・二次再建ともに使用可能な実施施設に認定されています。当院の乳腺外科に通院中の患者さんには、乳腺外科との連携により、治療の選択肢として乳房再建に関する情報提供を行えるようになりました。今後は、術後のボディーイメージに悩まれている院外の患者さんにも、乳房再建の必要とされている情報をお伝えるするため、専門外来を開設しました。患者さんの価値観、ライフスタイルを尊重した診療を心がけています。

眼瞼下垂症外来

不定期火曜日(月1〜2回):午後14時〜16時
担当医:松田、佐藤
眼瞼下垂症では、上まぶたが下がってきた、重い、開けづらい、視野が狭くなったなどの症状がおこりますが、頭痛、肩こり、冷え性などの症状を生じることもあります。主に加齢現象としておこりますが、生まれつきの場合もあります。下垂の原因や症状の程度により、眼瞼挙筋腱膜修復術、眼瞼挙筋短縮術、吊り上げ術などの手術を行います。
新潟大学形成外科松田健教授が外来診察、手術を担当しています。

リンパ浮腫外来

毎週木曜日:午後14時〜16時
担当医:親松、佐藤
乳癌、子宮癌、前立腺癌などの手術や放射線治療に伴い、リンパの流れが滞り上肢、下肢に浮腫(むくみ)が生じることがあります。リンパ浮腫に対しては、複合的理学療法(スキンケア、弾性ストッキング・スリーブなどによる圧迫療法、リンパマッサージ、運動療法)が行われています。
近年、超微小外科(supermicrosurgery)の技術とデバイスの進歩により、リンパ管静脈吻合術が 開発され、外科的治療の選択枝の一つとなっています。リンパ管静脈吻合は、皮下にあるリンパ管と静脈を吻合することで、流れが滞ったリンパ液を静脈に流して浮腫の改善を目指す手術です。
当科では、ICGリンパ管造影を用いて、リンパ管機能やリンパ浮腫の病期の評価を行い、リンパ管静脈吻合の効果と限界について十分なインフォームド・コンセントを得た上で、手術を行っています。

 

印が休診日、印が午前のみ診療です。

             
             
             
             
             
             
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急に休診になることもありますのでお知らせをご確認ください

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