概要
輸血部では輸血に必要な血液型判定、交差適合試験などの検査を行うとともに輸血用血液製剤及び自己血の一元管理、適正使用の推進、輸血副作用に対する対応など 輸血関連の業務全般を管理,運営し安全な輸血療法の実施に取り組んでいます。また、末梢血幹細胞移植・臍帯血移植などの細胞治療のための細胞採取・保存・管理も行っています。当院は、救命救急センター、総合周産期母子医療センターを有し、緊急輸血や大量輸血、新生児輸血が多く、夜間・休日も検査部との協働により24時間体制で対応しています。
2018年には 日本輸血・細胞治療学会の輸血機能評価(I&A制度) 認定を取得し、2013年の初回認定後、2回目の認定となりました。これは関係各部署との連携により、当院での輸血療法の安全性と血液製剤の管理体制が評価されたことを示しています。
主な業務内容
- 輸血関連検査(血液型検査、交差適合試験、不規則抗体検査など)
- 日赤血受注・供給・管理(赤血球、血小板、新鮮凍結血漿など)
- アルブミン製剤の管理
- 新生児、小児患者用輸血製剤の分割運用
- 自己血の保管・管理
- 造血幹細胞移植関連業務(末梢血幹細胞の採取・保管と臍帯血の保管)
- 輸血副作用調査、輸血後感染症検査などのデータ・検体の管理
- 各種コンサルテーション(輸血Q&A、情報発信など)
- 輸血療法委員会の開催・運営
- 院内輸血監査
<全自動輸血検査機器>
<血液製剤用冷蔵庫・冷凍庫>
輸血使用量(期間:平成26年4月1日~平成31年3月31日)
各診療科の協力を得て適正使用の推進と廃棄血の削減に努めています。
輸血部スタッフ紹介
- 輸血認定医 1名(日本輸血・細胞治療学会認定)
- 認定輸血検査技師 3名(同学会)
- アフェレーシス認定看護師 1名(同学会)