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呼吸器内科

概要

近年人口の高齢化に伴って肺炎や肺がんが増加の一途をたどっております。当科の診療内容は呼吸器疾患全般にわたり、呼吸器がん・肺炎などの感染症・COPD・気管支喘息・間質性肺炎・膠原病関連肺疾患・アスベスト関連肺胸膜疾患などを対象に診療を行います。

特色・方針

外来は担当医師が毎日複数で行っております。診断と治療内容が固まり、地域のかかりつけいで対応可能な場合は原則として地域の先生にお戻りいただき、必要な時にご紹介または来院してくただくようにしております。

入院病床は、一般呼吸器病床、結核病床(8床)の他、重症度に応じて救急病棟・集中治療室にも入院があります。また外来化学療法や入院早期からのリハビリテーションを積極的に行っています。
長期療養を要する患者さんにつきましては、適切な施設・病院などの療養先の選定を、地域医療サポートセンターと協力して、患者さんや家族の皆さんの要望を伺いつつ行っております。

主な疾患に関しての概要

肺炎

急性の呼吸器疾患ですが、近年は高齢者の誤嚥性肺炎が増えております。適切な抗生剤を使用するだけでなく、高齢化に伴う肺炎以外の疾患にも内科各分野・リハビリテーション・栄養サポートチーム・地域医療サポートセンターをはじめとする多職種で取り組んでいます。


肺癌

日本人のがん死亡の1位を占めます。主に気管支鏡検査で組織診断を行い、造影CTやPET-CT検査で癌の進行度を決定します。治療は呼吸器外科・放射線科・病理診断科・緩和ケアサポートチームなどと連携して集学的な診療を行っております。またがん相談支援センターも併設されており、少しでも安心して治療が受けられるように病気以外の仕事や家庭の問題などを相談させていただく体制をとっております。


気管支喘息

吸入ステロイドの普及で緊急受診は少なくなっておりますが、当科では重症の喘息を中心に診療を行っております。重症の発作時は人工呼吸管理を含めて集中治療が可能な体制をとっております。


COPD(慢性閉塞性肺疾患)

喫煙による咳・痰・労作時呼吸困難といった症状をきたす病気です。当科では禁煙外来で禁煙を支援するとともに診断・治療方針の決定・理学療法さらに増悪時の入院治療・呼吸管理も可能です。在宅酸素療法中の患者さんには認定看護師と連携し療養生活をサポートします。


間質性肺炎

原因不明のものや膠原病、薬剤の副作用などに伴うものを含めて診断治療に難渋することが多い疾患です。必要に応じて内視鏡検査や組織学的検査を行っており、病状に合わせた治療を行っていきます。


睡眠時無呼吸症候群

いびきや日中の眠気そして高血圧などをきたす病気です。現在は外来でのポリソムノグラフィーを行って診断しております。重症な場合は鼻マスクによる持続陽圧療法(CPAP)を導入して地域のかかりつけの先生に長期管理をお願いしております。


専門外来

禁煙外来

禁煙外来とは

禁煙外来と聞くと「禁煙を指導される」と想像される方も多いと思います。実際はだいぶ違います。禁煙に向けての努力を支援し、禁煙が「楽に」「確実に」できるようお手伝いさせていただいている場所です。

タバコをやめることをお勧めする理由
  • 日本人が命を落とす理由の第2位が喫煙だから(1位は高血圧)
  • 喫煙により認知症のリスクが2~3倍に高まるから
  • タバコは周りの人にも有害だから
    (受動喫煙で肺癌、脳卒中、心疾患、乳幼児突然死症候群などのリスクが確実)
  • 健康以外にもマイナスが多いから:
    ・経済的に損をする(タバコ代、医療費、歯科治療費など)
    ・美容を損なう(皮膚のくすみやしわ)
    ・周囲の人に不快感を与える(口臭、タバコ臭)
    ・家が汚れる(窓ガラス、壁、カーテンにタバコのヤニがつく)

ニコチンに縛られた不自由な生活にサヨウナラすると、吸いたいのに吸えないストレスや、吸う場所を探すストレスがなくなります。

禁煙外来は・・・
  • 12週間で5回受診します。(5回受診した多くの人は、禁煙に成功しています)
  • 一日一箱吸う人だと、タバコ代の約1/3~1/2の費用(保険適用の場合)で治療が受けられます。
  • 禁煙補助剤を使わない禁煙より、禁断症状を抑えられて楽に禁煙できます。
  • 自力で一人でする禁煙より、成功率が高くなります。
加熱式タバコについて

紙巻タバコに比べて有害成分が少ないといわれていますが、発がん物質を含め多くの有害成分が含まれます。有害物質の減少がそのまま健康リスクの減少に繋がるわけではないのです。また、副流煙はないものの、吐き出された煙による受動喫煙が発生します。加熱式タバコをやめたい方も、禁煙外来を受診できます。

禁煙外来で禁煙して「もっと早く禁煙しておけばよかった」と、感じる人も少なくありません。
ご一緒に禁煙を始めてみませんか?

日時

毎週 木曜日 15:00~15:30(完全予約制です)
一人 約15分(初診の場合は30分)

期間

1コース 12週間(診察回数5回)

お問い合わせ

内科外来 11番受付へどうぞ(月曜~金曜の15:00~16:00)

【禁煙外来 お問い合わせ】
長岡赤十字病院 内科・禁煙外来
〒940-2085  新潟県長岡市千秋2丁目297-1
TEL:(代表)0258-28-3600

診療実績

(対象期間:4月1日~3月31日)

年度別入院症例数

疾患 \年度 2020 2021 2022
呼吸器感染症
(COVID-19)
 150
(62)
185
(140)
 167
(212)
腫瘍性疾患  703 736 614
間質性肺疾患  55 67 69
気管支喘息  14 20 25
COPD 33 42 25
自然気胸  30 9 15
その他 475 396 393
総  数 1,522 1,595 1,520

気管支鏡検査の実施状況

手技 \年度 2020 2021 2022
EBUS-GS(※1) 229 236 232
EBUS-TBNA(※2) 38 29 42
経気管支肺生検 29 18 14
気管支肺胞洗浄 107 78 95
その他 69 89 66
総  数 472 450 449

(※1)EBUS-GS:ガイドシース併用気管支腔内超音波断層法
(※2)EBUS-TBNA:超音波気管支鏡下経気管支リンパ節穿刺法

医師紹介

氏名 職位 専門領域 認定資格等
佐藤 和弘
(昭和60年卒)
副院長

がん化学療法
部長

  日本呼吸器学会専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医・指導医
西堀 武明
(平成2年卒)
部長 感染症診療
全般
院内感染対策
日本感染症学会専門医・指導医
日本化学療法学会抗菌化学療法指導医
日本結核病学会指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医
石田 晃
(平成11年卒)
部長   日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本呼吸器学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
島岡 雄一
(平成14年卒)
部長   日本呼吸器学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
古塩 純
(平成17年卒)
部長   日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本呼吸器学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
沼田 由夏
(平成元年卒)
 副部長   日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医
日本禁煙学会認定指導医
佐藤 和茂
 (平成29年卒)
副部長   日本内科学会総合内科専門医
青木 志門
(平成29年卒)
副部長   日本内科学会総合内科専門医
日本救急医学会救急科専門医
日本DMAT隊員
ICLS・BLSコースインストラクター
JMECCインストラクター
野川 真登
(令和3年卒)
     

外来担当医表


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