概要
当院は2011年11月に地域医療支援病院の承認を受け、地域の病院や診療所をはじめ、関係機関との連携を推進しています。基本方針の一つ「地域医療に寄与し、安心できる医療の提供に努めます」を実現するため、2012年10月に『地域連携サポートセンター』を設置しました。2015年3月「入院支援センター」を開設し、2018年11月1日『地域連携・患者サポートセンター』と名称を変えて敷地内院外薬局2階に場所を移動し、5機能「病診連携」「医療福祉相談」「がん相談支援センター」「入退院支援」「訪問看護」をワンフロアに集約しました。
当センターは、多職種連携・協働、チーム医療をけん引していく病院の顔、『笑顔でつなぐ仲間と地域』をキャッチフレーズとして日々の活動に取り組んでいます。地域との開かれた窓口になるようどなたでも利用しやすくスピード感をもって対応できるセンターを目指しています。患者さんは場所を移動することなく、様々な相談、支援を統合した形で提供できるワンストップフロアです。栄養士や薬剤師をはじめ、多職種と連携しながら皆さまのお役に立てるように努めております。地域の医療者の皆さまとも密に連携を取り、細やかにご相談させていただきながら地域の力を結集して取り組んで参ります。
患者さん、ご家族が安心できる地域連携、地域の医療機関・介護施設の皆さまから信頼される地域連携、そして医療者にとっても働きやすく充実した地域連携を目指して努力して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
地域連携・患者サポートセンター長 佐藤直子
副センター長 小林加苗
入退院支援
入院される患者さんやご家族が、安全で安心な入院生活を送れるよう、また退院後も住み慣れた地域での生活が続けられるように、切れ目のない支援を行っています。
入院支援では、入院が決まった患者さんからお話を伺い、入院中の生活や治療・手術などの説明のほか、入院前から退院後の生活を見据えて、必要な準備が整えられるようお手伝いしています。
退院支援では、患者さんやご家族が希望する生活の場に戻れるように、担当者と連携し、退院後の療養環境の整備、福祉制度や介護サービスの調整などを行います。
訪問看護
ご自宅に看護師が訪問し、健康状態の悪化防止や回復に向けてお手伝いします。ご利用される方の病気や障がいに応じ、健康状態の観察や医療処置、お薬の管理や療養生活における相談等をお受けしています。主治医の指示書があれば、お子様からご高齢の方まで、どなたでもご利用できます。住み慣れたご自宅で最期を迎えたいという方、退院後の療養生活に不安やご心配のある方など、ぜひご相談ください。その人らしさを大切にした生活を支援します。
医療福祉相談
病気や怪我に伴って発生する様々な問題について、医療ソーシャルワーカーがご本人やご家族と一緒に問題の解決にあたります。医療費や生活費、病院や施設・福祉制度等の種類や利用方法、誰に相談してよいかわからないこと等、様々なご相談をお受けしています。 まずは、お話しを伺うところから始めます。相談は無料で、秘密は守られます。
病診連携
地域の診療所や病院と当院を結ぶ窓口です。現在、国の医療政策は「軽症の患者さんは診療所へ、専門的な治療が必要な患者さんは病院へ」という方向に動いています。診療所の先生に診てもらっていた治療を引き継ぐ上で大切な「紹介状」の管理や、検査目的(CT・MRI・内視鏡など)でご紹介をいただく予約調整等を行います。患者さんと直接関わる窓口ではありませんが、地域の診療所や病院の先生が、当院に患者さんをスムーズにご紹介いただくために、また先生が代わっても安心して治療を続けられるためにお手伝いをしています。
がん相談支援センター
がんに関する相談窓口です。 がんの治療を受けるうえでの不安や悩み、療養生活などについてご相談いただけます。 がん患者さんやご家族はもちろん、地域の方々のご相談にも対応しております。 また、月1回患者サロン (ほほえみサロン千秋)を開催し患者さん同士の交流の場を設けております。
お一人で抱え込まずにどうぞ、ご相談ください。
詳しくは、ホームページの がん診療連携拠点病院 がん相談支援センター をご覧ください。