2004年4月に医師臨床研修制度がはじまって以来、2023年度までに、160人の研修医が巣立っていきました。私は、制度が始まった当初から、臨床研修部会のメンバーとして、当院の研修医のプログラムの作成等に関わってきました。当初は、定員6名の定員で始まりましたが、2024年度の採用時では、1学年13名の研修医を募集しています。研修医の到達目標を考え、同時に、研修医の要望も聞きながらプログラムを改良してきました。自由な選択期間は、なるべく長くして、各人のオーダーメードのプログラムが作れるようにしてあります。一方で、プライマリ・ケアに必要な「整形外科」に加えて、「緩和科」も必修として、患者さんの「死」と どう向き合うかを考える時間も作りました。定員を増やしながらも13年間連続フルマッチして、多くの学生さんが、当院での初期研修を希望してくれています。
当院は、長岡市だけでなく、中越医療圏45万人の三次救急を担う基幹病院です。敷地内にドクヘリの基地があり、救命救急センター,総合周産期母子医療センターを有し,救急科や新生児科・産婦人科の研修も定評がありますが、27科の専門科に、知性豊かで患者さんや医療スタッフから信頼される優秀な指導医がそろっています。Common diseaseから稀な疾患まで、数多くの症例を経験することができるでしょう。
症例をたくさん経験するだけでなく、学会発表や論文にまとめる指導も充実しています。日本内科学会信越地方会のプレナリーセッションでは、県内で最も多く最優秀・優秀演題を受賞しています。研修は、Inputだけなく、症例をまとめて発表するoutputの訓練をすることが大切です。プレゼンがきちんとできる能力を養ってこそ、症例をより深く診られるようになるのです。
研修医室には、長い間培われた伝統があり、良いサッカーチームのように、個々では志が高く、チームとしては、仲良く切磋琢磨する研修医が集まっています。臨床実習や見学に来られた学生さん達の多くが、研修医の学ぶ姿勢や目標となる研修医に惹かれたので、当院を選んだと言ってくれます。
臨床研修医病院として、都会のブランド病院に行く必要はありません。より多くの症例を経験でき、良い仲間や目標となる指導医に出会える当院での初期研修を、是非考えてください。
院長 藤田 信也
▶臨床研修パンフレットができました!
当院の研修の特色をまとめていますので、ぜひご覧ください。
⇒臨床研修のご案内2024(PDF)
▶当院の臨床研修インタビュー記事が「HOKUTO」に掲載されました!
当院の臨床研修の特徴
臨床研修部会委員長・プログラム責任者:竹内 学
- 新潟県中越地区約40万人の医療圏の基幹病院で、27科の専門科が開設されています。高度の専門医療から幅広くcommon diseaseまで、100名を超す専門医から指導を受けられます。
- 中越地区唯一の救命救急センターと総合周産期母子医療センターで、研修が受けられます。
- 自由選択期間が 9か月あり、自分で研修プログラムを作成・カスタマイズできます。
- 長岡中央綜合病院・立川綜合病院・新潟大学医歯学総合病院・魚沼基幹病院等での選択研修も可能です。
- 地域医療研修は魚沼市立小出病院(新潟県)、飯山赤十字病院(長野県)、置戸赤十字病院(北海道)と伊豆赤十字病院(静岡県)での研修が可能です。
- 救急診療で重要な整形外科研修は必須で4週間の期間研修可能です。
- 県内では初となる令和6年度より研修医2年目での外来および入院での緩和ケア科研修が受けられます。
01 様式10(臨床研修病院年次報告書)
02 様式10別表
03 様式10 別紙1(研修管理委員会名簿と開催回数)
04 様式10 別紙2(患者数・研修医数)
05 様式10 別紙3(プログラム概要)
06 様式10別紙4(指導医名簿)
07 様式10別紙5(時間外・休日労働時間数記載用紙(令和5年3月版))
2024長岡赤十字病院初期臨床研修プログラム
研修方式と研修期間割(長岡赤十字病院初期臨床研修プログラム)
1年次~2年次の15ヶ月間は、次に掲げる診療科を研修します。2年次は、9ヶ月間を自由選択とし、各自が将来を見据えて希望科を選択して研修します。
※ 実際の研修順は異なることがあります
※また、一般外来研修として、4週間(20日間)の研修を必須研修期間中に並行して実施します。
1年次の研修
1年目必須研修に緩和ケア科研修(2週間)が加わります!
- 「内科」研修は、4週間ずつ5クールに分けてローテートします。
内科 a : 消化器内科
内科 b : 呼吸器内科
内科 c : 循環器内科
内科 d : 血液内科
内科 e:膠原病内科
内科f: 内分泌代謝内科+病理診断科(合わせて4週間)
(a~f の組み合わせは、変更されることがあります) - 「神経」研修は、神経内科か脳外科を4週間ローテートします。
- 「病理」研修では、CPCの発表を担当します。
- 「救急」研修として、救急/麻酔科を4週間、整形外科を4週間ローテートします。
- 当番日に救命救急センターで救急車の対応にあたり、非当番日に麻酔科で研修します。
- 「外科・小児科・産婦人科」は、それぞれ4週間の研修を必修とします。
- 「内科」「小児科」「外科」研修中に、並行して一般外来研修の一部を実施します。
2年次の研修
- 「地域医療」研修では、3週間を魚沼市立小出病院か飯山赤十字病院のいずれかの地域病院で、残りの1週間を長岡市内の開業医院等で研修します。
置戸赤十字病院・伊豆赤十字病院においては、4週間の研修になります。 - 2年次の「救急」研修では、当番日は、救命救急センターで救急搬送患者に対応し、非当番日には救急病棟の管理等を行います。1年目の研修医の指導にもあたります。
- 「精神科」研修では、崇徳会田宮病院、新潟県立精神医療センター、新潟大学医歯学総合病院精神科のいずれかを選択します(当院の精神科は自由選択で研修可能です)。
- 「緩和ケア」研修では、2週間ローテートします。
- 2年次における 「選択科」は、基幹型病院と協力型病院で実施します。
- 9ヶ月の自由選択期間では、長岡中央綜合病院、立川綜合病院等の協力型臨床研修病院での研修も可能です。研修期間は最低1ヶ月間・最長3ヶ月間です。
- 「救急」研修として、2年間で4週間(合計20回以上)の日当直研修を経験していただきます。
- 「地域医療」研修中に、並行して一般外来研修の一部を実施します。
救急部門の研修について
当院の救急研修プログラムでは、2年間で12週間の必須研修期間を設けています。1年次では、救命救急センターでの対応だけでなく、非当番日に麻酔科の研修を行います。2年次は、救命救急センターでの対応と救急科の入院患者の管理の研修を行います。また、救命救急センターの日当直研修を2年間で4週間(合計20回以上)以上行い、あらゆる救急患者の初期対応ができるようなることを目指します。
日当直業務
1年次の日当直業務
救急当番日に、上級医の指導のもと、救命救急センターで副直業務(半年後は、当直・日直業務)を行います。
(時間外手当 1年次 約2,980円/時間)
日当直、副直業務については別途支給あり
- 小児科を選択している期間は、救急当番日は、上級医の指導のもと副直業務(日当直業務もあり)を行います。(17:00~22:00)
- 産科を選択している期間は、上級医の指導のもと1ヶ月に3~5回程度の産直業務を行います。(17:00~8:30)
2年次の日当直業務
救急当番日に、上級医の指導のもと、救命救急センターで当直と休日日直業務を行います。
(センター当直、内科系副直、外科系副直のいずれも選択できます)
(時間外手当 2年次 約3,607円/時間)
日当直、副直業務については別途支給あり
処遇
基本給 | 一年次 380,000円 二年次 460,000円 |
---|---|
宿舎 | 病院社宅・借上社宅 あり |
家賃補助 | 月額 28,500円まで補助 |
学会出張費 | 年間15万円まで補助 |
論文投稿料 | 年間10万円まで補助 |
超過勤務手当 | あり |
勤務体制
平日 | 午前8時30分 ~ 午後5時00分 |
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休日 | 土曜日、日曜日、祝祭日、5月1日(創立記念日)、年末年始 |
有給休暇・夏季休暇 | 有 |
臨床研修医ニュース
FM新潟 特別番組「医療の広場RADIO 〜病院Special〜」の公開収録が行われました
2024年9月4日
9月3日(火)長岡赤十字病院1階ホールにて、メディカスタッフプロモーションpresents「医療の広場RADIO 〜病院Special〜」の公開収録が行われました。
院長 藤田信也先生、臨床研修部会副委員長 古塩純先生、2年目研修医 笹原崇生先生が出演し、「臨床研修」をテーマに研修医に関する当院の取り組みについてトークしました。
FM新潟 放送日は9月15日(日)午後7時からになります。ぜひお聴きください!
毎年恒例の長岡まつりの大民謡流しに長岡赤十字病院として今年も参加しました
2024年8月1日
昨年は3年ぶりの参加でしたが、今年は昨年以上に多くの観覧者がいらっしゃり、長岡祭りの賑わいと市民のみなさまの熱気を肌で感じることができました。
研修医の先生方も踊りの稽古から積極的に参加してくださり、当日は藤田院長の先導の下、長岡甚句、大花火音頭を最後まで美しく踊りきってくれました。
長岡の夏の風物詩である民謡流しや大花火大会。昨年もここに書きましたが、あたりまえの日常がそこに在る喜びを、コロナ禍を経てこれまで以上に強く感じます。会場でいただいたエネルギーを糧に、また1年、研修医指導医ともに診療に励みたいと思います。
当院研修医が執筆した症例報告を【メディカルオンライン】で閲覧できるようになりました
2024年7月10日
『長岡赤十字病院医学雑誌』第30巻以降に収録された症例報告のうち、当院研修医が執筆した論文タイトルをご紹介します。なお、全文は【メディカルオンライン】で公開しています。
※対象となる患者さんの診療データは匿名化して用いるなど、個人情報に関して十分配慮した上で執筆しています。
第92回呼吸器合同北陸地方会において、当院初期臨床研修医2年目の金子直広先生、田邉彩乃先生が発表されました
2024年5月26日
第92回呼吸器合同北陸地方会(2024年5月25-26日 金沢市)において、当院初期臨床研修医2年目の金子直広先生(指導医 沼田由夏先生)、田邉彩乃先生(指導医 古塩純先生)が発表されました。
金子先生は優秀演題賞に選出され表彰されました。おめでとうございます!
金沢市でのオンサイトの発表でしたが、聴講者を前にした独特の緊張感の中で2人とも質疑応答を含めて堂々たる発表でした。研修医の時に自らスライドを作り学会発表を行うことは、とても貴重な経験です。今後も研修医の先生と共に積極的に取り組んでいきたいと思います。
[演題名]
当院で経験したトラスツズマブデルクステカン(T-DXd)による間質性肺疾患症例
金子直広、沼田由夏
[演題名]
肺多形癌術後再発に対しPseudo Progressionを伴いPembrolizumabが奏効した一例
田邉彩乃、古塩純
【新大生向け】臨床研修病院合同説明会に参加しました!
2024年4月24日
新潟大学医学部生向けの臨床研修病院合同説明会に臨床研修担当医師、研修医で参加してきました。いずれ研修医となる医学部生に新潟県内の各臨床研修病院の魅力をPRするために、新潟県が主催した企画です。
大きな会場を埋めるくらいに1年生から6年生まで多くの医学生が参加していて、会場は熱気に溢れていました。当院のブースにも大勢の医学生が興味をもって訪れて下さり、研修医から直にプログラムの特徴や病院の雰囲気、実際の研修生活などについて話を聞いてくれました。
自信をもった研修プログラムを準備し、情熱ある指導医・スタッフ一同、医学生/研修医のみなさんを心待ちにしております。ぜひ一度学生実習や見学にいらして下さい!
日本内科学会ことはじめ2024
2024年4月13日
当院で初期臨床研修を終え、今年度から専攻医として活躍中の高橋瑞喜先生、宮下翔先生が研修中に経験した症例を第121回日本内科学会講演会「ことはじめ2024(医学生・研修医・専攻医セッション)」で症例発表してくれました。
全国から多くの聴講者が集まる中、二人とも質疑応答にもしっかりと対応し堂々たる発表でした。
高橋先生と指導医 藤田信也院長(神経内科)、宮下先生と指導医 古塩純先生、それぞれが優秀演題賞、指導教官賞に選出され表彰されました。
当院初期臨床研修医の発表が各学会で表彰いただいているのも、日頃から症例を深く考察し、プレゼンテーション、ディスカッションを大切にする各科の姿勢が結実したものと思います。研修がさらに充実したものとなるよう、今後も病院全体で研修医の指導に情熱を注ぎたいと思います。
第64回日本呼吸器学会学術講演会において、笹原崇生先生が優秀賞に選ばれました
2024年4月7日
第64回日本呼吸器学会学術講演会がパシフィコ横浜で開催され、初めて企画された若手医師向けの「ことはじめ甲子園」において当院初期臨床研修医の笹原崇生先生が演題発表してくれました。笹原先生は昨年秋に行われた呼吸器学会北陸地方会で最優秀演題賞に選出され、今回の発表に推薦されました。
全国の研修病院から選りすぐりの多くの研修医の発表がある中、入念なスライドと文献考察を準備したうえで全国学会に臆することなく堂々と発表してくれました。結果、準優勝にあたる優秀賞に選出されるという素晴らしい成績を収められました。
笹原先生の情熱と、指導医の先生の丁寧な指導の賜物と思います。今後もそれぞれの症例を大切に深く考察する姿勢を忘れずに、充実した研修を送ってくれるよう期待しています。
大会長から表彰状を授与される笹原先生
笹原崇生先生と指導医の佐藤和弘副院長
2024年度初期臨床研修医の研修がはじまりました
2024年4月8日
4月1日、今年の新入社員55人の入社式が行われ、医師国家試験に合格した第21期の初期研修医12名も院長から辞令交付を受けました。
皆が医師としてのスタートに、決意に満ちた引き締まった表情をしています。
いよいよ研修医としての生活がはじまります。「医師としての人格をかん養し、医療の果たすべき社会的役割を認識して、プライマリ・ケアの基本的な診療能力を修得すること」が、臨床研修の基本理念です。初期研修医が2年間の研修で多くを学び、大きく成長することを期待しています。
入社式
救命救急センターのオリエンテーション
(宮島センター長より長岡ドクヘリ説明の様子)
中村兼輔先生が 新潟県医師会研修医奨励賞 最優秀賞を受賞しました
2024年4月4日
新潟県医師会は、令和元年度から「臨床研修での経験を踏まえた新潟県の医療が抱える課題、今後医師会に期待される役割に関する提言」を新潟県内の臨床研修医から募集して、新潟県医師会研修医奨励賞を授与しています。令和5年度の最優秀賞に、当院の研修医の中村兼輔先生の論文「医師確保について考える~U・Iターンのすすめ~」が選ばれ、賞金10万円が贈られました。 また、研修医奨励賞には、佐竹優紀先生の論文「新潟の医療課題について考える」が選ばれ、賞金3万円が贈られました。
中村先生は、当院での臨床研修を終了して、4月から新潟の小児科に専攻医として勤務しています。最優秀賞受賞者は、3月1日に新潟県病院長会議で発表を行いました。 おめでとうございます。
研修医の高橋瑞喜先生が、心電図検定1級に合格しました!
2024年3月29日
第9回心電図検定試験(日本不整脈心電学会主催)で、高橋瑞喜先生が、1級に合格しました。
4級から1級まであり、今回の受検者は、1万8千人で、1級は「循環器専門医、心電図に深く精通したメディカルプロフェッショナル」レベルに相当します。
おめでとうございます。今後の活躍を期待しています。
2023年度初期臨床研修医の修了式と祝賀会が行われました
第4回ベストチューター賞に古塩 純先生(呼吸器内科)と岡部 康之先生(救急科)が選ばれました。
2024年3月26日
第19期初期研修医12名の臨床研修了式が行われました。また、長岡ホテルニューオータニで盛大に 祝賀会が開かれ大いに盛り上がりました。皆、2年間で大きく成長し、自信と希望に満ちた表情でした。
今後は、それぞれの専門科に進んで、一層精進されることを期待しています。
第4回研修医が選ぶベストチューター賞には、呼吸器内科 古塩 純先生と救急科 岡部 康之先生が選ばれました。お二人とも、院内でも大変多忙な先生ですが、研修医のために多くの時間を割いてくださり、熱い指導にあたっていただきました。ありがとうございました。
第59回日本赤十字社医学会総会にて優秀演題に選出されました
2024年3月15日
2023年11月に京都で開催された第59回日本赤十字社医学会総会において、当院初期臨床研修医の高橋瑞喜先生が優秀演題に選出されました。おめでとうございます。本年10月の第60回日本赤十字社医学総会(仙台市)で表彰が予定されています。
高橋先生の執念の問診と、神経内科指導医の先生方の丁寧な御指導の賜物と思います。来年度以降のさらなる活躍に期待しています!
1. 優秀演題
「発熱と皮疹を欠き急速に認知機能低下を来した自己炎症性疾患の1例」
2. 発表者
長岡赤十字病院 初期臨床研修医(神経内科)高橋 瑞喜 先生
第16回中越臨床研修医研究会が開催されました
2024年2月5日
長岡市医師会主催の中越臨床研修研究会が、ホテルニューオータニで開催されました。長岡赤十字病院、長岡中央総合病院、立川総合病院から選ばれた研修医の代表が、経験した症例について発表を行うものです。
合計9演題のいずれもよくまとめられ示唆に富むものばかりで、長岡市医師会の先生方からも貴重な御意見やお褒めの言葉をいただきました。
当院からはリウマチ膠原病内科部長の中枝武司先生が座長を務められ、昨年12月の院内の発表会で選出された3名の2年目研修医が発表してくれました。2年目の研修医は初期臨床研修も残りわずかとなります。出会う患者さんから多くのことを学び、深く考察し、経験を積み重ねていってほしいと思います。
[当院からの演題]
「左肺陰影を契機に径右心カテーテル検査で術前診断され、左肺全摘による根治術を施行し得た肺動脈肉腫の一例(呼吸器内科)」
宮下翔先生
「上部消化管内視鏡検査を契機に診断し得た梅毒の一例(消化器内科)」
小林巧先生
「執念の問診〜発熱と皮疹を欠き急速に認知機能低下を来した自己炎症性疾患の一例〜(神経内科)」
高橋瑞喜先生
“Modern Rheumatology Case Reports”に論文が掲載されました
2023年12月19日
初期臨床研修医2年目の佐竹優紀先生が腎膠原病内科で経験した症例報告が日本リウマチ学会英文誌”Modern Rheumatology Case Reports”に掲載されました。
忙しい研修の中、英文で論文執筆した佐竹優紀先生の努力と指導医の熱意の賜物と思います。
Satake Y, Sakai S, Takao T, Saeki T. A case of subarachnoid hemorrhage associated with MPO-ANCA-positive eosinophilic granulomatosis with polyangiitis, successfully treated with glucocorticoid, cyclophosphamide and mepolizumab. Mod Rheumatol Case Rep. 2023 Dec 8:rxad071.
4年ぶりの長岡赤十字病院大忘年会が開催されました!
2023年12月18日
12月14日、4年ぶりとなる院友会大忘年会が長岡グランドホテルで開催されました。
感染症の流行により長らく中止となっていましたが、院長先生の御挨拶に始まり、活躍した部署への労いや研修医有志による力のこもった余興もあり、大変盛況な会になりました。病院を支える様々な部署から多くのスタッフに参加頂き、他部署間の交流や病院全体の一体感を深める大変有意義な機会だと改めて感じました。
今年1年を振り返りながら、また来年に向けて、皆で気持ちを新たにより良い医療のために頑張っていきたいと思います。
消化器内視鏡学会甲信越支部例会にて優秀演題に選出されました
2022年12月18日
第95回日本消化器内視鏡学会甲信越支部例会にて、当院消化器内科で研修中の小林巧先生が研修医・専攻医セッションにおいて優秀演題に選出されました。おめでとうございます!
特徴的な内視鏡所見と詳細な問診から診断治療に至った示唆に富む症例を、堂々と発表してくれました。小林先生の患者さんと向き合う真摯な姿勢と、指導医の先生の丁寧な御指導の賜物と思います。
[演題名]上部消化管内視鏡検査を契機に診断し得た梅毒の一例
○小林巧 高綱将史 土井智裕 小玉絵理奈 夏井結唯 田中裕登 盛田景介 吉川成一 三浦努 田口貴博 西堀武明 竹内学
写真は、受賞した小林巧先生(中央)と消化器内科の指導医の先生方
臨床研修医発表会を行いました
2023年12月12日
12月11日に当院の講堂において毎年恒例の臨床研修医症例発表会が開催されました。昨年度のベストチューターに選ばれた循環器内科 富田任先生と臨床研修部会副委員長 呼吸器内科 古塩純先生の司会の元、12名の2年目研修医が発表しました。
会場には50名を越える多くのドクターにお集まりいただき、例年以上に活発な討議が行われました。投票の結果、小林巧先生、高橋瑞喜先生、宮下翔先生の3名が来年開催予定の長岡医師会主催 中越臨床研修医研究会で発表することが決まりました。おめでとうございます。
12名のどの発表も日々のプライマリ・ケアに対する示唆に富む内容で、参加頂いた指導医からも大変勉強になった、ためになったとの声をいただきました。
盛況のため長時間に及んだ発表会でしたが、それぞれの発表の指導医ならびに御参加頂いた先生方に感謝致します。
第59回日本赤十字社医学会総会が京都市みやこめっせで開催されました
2023年11月13日
第59回日本赤十字社医学会総会が京都市みやこめっせで開催されました。
当院からは医師、看護師をはじめ多くのメディカルスタッフの皆さんが参加しました。
今年は初期臨床研修医2年目の先生方が計11演題を発表し、皆すばらしいプレゼンテーションでした。全国の赤十字病院から多数の研修医が参加していて、同年代の医師から多くの刺激と学びを得る良い機会になったと思います。
「発熱と皮疹を欠き急速に認知機能低下を来した自己炎症性疾患の一例(神経内科)」
高橋瑞喜先生
「皮下の石灰沈着と著明な体重減少をきたした若年発症の皮膚筋炎の一例(神経内科)」
小林巧先生
「免疫抑制と抗IL-5治療で寛解した、EGPAに合併したクモ膜下出血の一例(腎膠原病内科)」
佐竹優紀先生
「左肺陰影を契機に径右心カテーテル検査で術前診断され、左肺全摘による根治術を施行し得た肺動脈肉腫の一例(呼吸器内科)」
宮下翔先生
「肺腺癌術後のオリゴ転移に対して局所治療を追加し長期無増悪を得られている一例(呼吸器内科)」
中村兼輔先生
「新型コロナウイルス感染が遷延した造血器腫瘍症例(血液内科)」
阿部慎太郎先生
「術前に症状消失した原発性小腸軸捻転症の一手術例(消化器外科)」
小瀧翔太先生
「シェーグレン症候群関連辺縁系脳炎の42歳女性の一例(神経内科)」
昆和希先生
「IgAλ型多発性骨髄腫に合併したびまん性肺胞隔壁型アミロイドーシスの一例(呼吸器内科)」
神亮太先生
「成人IgA血管炎にサイトメガロウイルス感染を合併し腸管穿孔を来した一例(腎膠原病内科)」
齋藤はるき先生
「歯突起後方偽腫瘍への後弓切除後、前弓骨折を発症し後方固定術を要した一例(整形外科)」
大森秀人先生
第153回日本内科学会信越地方会において、当院初期臨床研修医の宮下翔先生(2年目)が最優秀賞、齋藤はるき先生(2年目)が優秀賞を受賞されました
2023年10月23日
第153回日本内科学会信越地方会(2023年10月21日 新潟市 朱鷺メッセ)の若手プレナリーセッションにおいて、当院初期臨床研修医の宮下翔先生(2年目)が最優秀賞、齋藤はるき先生(2年目)が優秀賞を受賞されました。おめでとうございます!
そして、当院腎膠原病内科で学生実習をしてくれた新潟大学医学部医学科の名古屋さんが、経験した症例をまとめて医学生セッションで発表してくれました。とても素晴らしい発表で質疑応答も堂々としたものでした。
学生や研修医の時に学会発表を行うことは、疾患についての学びを深め、これから出会う症例を診るための力にもなる大変貴重な経験です。今後も日々の診療に情熱を持ちながら、学会発表にも研修医の先生と共に積極的に取り組んでいきたいと思います。
[演題名]
左肺陰影を契機に経右心カテーテル検査で術前診断され、左肺全摘による根治術を施行し得た肺動脈肉腫の一例
(呼吸器内科)宮下翔、古塩純、昆知宏、渡辺祐介、高橋祐樹、沼田由夏、島岡雄一、石田晃、西堀武明、佐藤和弘
(循環器内科)富田任、藤田俊夫
(新潟大学呼吸循環外科学)小池輝元
(新潟大学臨床病理学)高村佳緒里
[演題名]
成人発症IgA血管炎による消化管出血の治療中にサイトメガロウイルス(CMV)感染症を合併し、腸管穿孔を来した一剖検例
(腎臓膠原病内科)齋藤はるき、坂井俊介、桜沢千尋、相田涼、井口昭、中枝武司、山﨑肇、佐伯敬子
(消化器内科)土井智裕
(病理診断科)薄田浩幸
[演題名]
巨細胞性動脈炎、上強膜炎、再発性多発軟骨炎を呈したVEXAS症候群の一例
(新潟大学医学部医学科)名古屋美月
(長岡赤十字病院腎臓膠原病内科)中枝武司、佐川善紀、齋藤はるき、桜沢千尋、相田涼、坂井俊介、井口昭、山﨑肇、佐伯敬子
受賞した宮下翔先生と呼吸器内科の指導医古塩純先生
受賞した齋藤はるき先生と腎膠原病内科指導医佐伯敬子先生と中枝武司先生
授賞式で表彰された名古屋さん
第91回呼吸器合同北陸地方会において、当院呼吸器内科で研修中の笹原崇生先生が研修医セッション最優秀演題賞を受賞されました
2023年10月19日
第91回呼吸器合同北陸地方会において、当院呼吸器内科で研修中の笹原崇生先生(初期臨床研修医)が研修医セッション最優秀演題賞を受賞されました。おめでとうございます!笹原先生は来年度の第64回日本呼吸器学会学術講演会企画「ことはじめ甲子園」にも北陸支部(新潟・富山・金沢・福井県)代表として選出されることが決まりました。笹原先生の患者さんと向き合う真摯な姿勢と臨床への情熱、そして、指導医の先生方の丁寧な御指導の賜物と思います。1つの症例を時間をかけて掘り下げ考察を深めることは、必ず臨床医としての力につながります。研修医の先生方にこのような発表の機会を多く経験してもらえるよう、研修医と共に、指導医も一丸となって頑張りたいと思います。
[演題名]皮膚筋炎間質性肺炎経過中に肺病変の増悪で発見された非ホジキンリンパ腫の一例
(呼吸器内科)笹原崇生、佐藤和弘、昆知宏、渡辺祐介、高橋祐樹、沼田由夏、古塩純、島岡雄一、石田晃、西堀武明
(血液内科)根元洋樹
写真は、受賞した笹原崇生先生と呼吸器内科の指導医佐藤和弘先生
3年ぶりに長岡まつり民謡流しに参加しました!
2023年8月1日
毎年恒例の長岡まつりの大民謡流しに長岡赤十字病院として3年ぶりに参加しました。
市民のみなさんの笑顔と会場の熱気に、長岡の夏が帰ってきたことを肌で感じることができました。
研修医の先生方も忙しい臨床の合間をぬって事前の稽古から積極的に参加してくださり、当日は院長先生の先導の下、長岡甚句、大花火音頭を最後まで美しく踊りきってくれました。
長岡の風物詩である民謡流しや大花火大会。あたりまえの日常がそこに在る喜びを、これまで以上に強く感じた長岡まつりでした。会場でいただいたエネルギーを糧に、また1年、研修医指導医ともに診療に励みたいと思います。
第152回内科学会信越地方会若手奨励賞プレナリーセッションで、高橋瑞喜先生が最優秀賞に選ばれました
2023年5月22日
第152回内科学会信越地方会(5月20日、松本市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、2年目研修医の高橋瑞喜先生が最優秀賞に選出されました。おめでとうございます。
当院からのプレナリーセッションの最優秀賞は、前回に続いての受賞で、5人目です。毎日の研修で診る症例を深く掘り下げて、症例報告にまとめることは、これからのキャリアアップに必ず役にたちます。皆さん、頑張ってください。
[演題名]発熱と⽪疹を⽋き急速に認知機能低下をきたした⾃⼰炎症性疾患の1例(神経内科)
⾼橋瑞喜, 種⽥朝⾳, 三浦叡⼈, 梅⽥能⽣, 梅⽥麻衣子, ⼩宅睦郎, 藤⽥信也
2023年度初期臨床研修医の研修が はじまりました
2023年4月10日
4月3日、今年の新入社員73人の入社式が行われました。
第20期のフルマッチした初期研修医12名、全員が医師国家試験に合格し、大学からのcommon disease courseの初期研修医 1名とともに、院長から辞令交付を受けました。
当院での初期研修で採用された学生は、これまで160名いますが、158名が医師国家試験に合格し、合格率98.7%です!
いよいよ研修医としての生活がはじまります。「医師としての人格をかん養し、医療の果たすべき社会的役割を認識して、プライマリ・ケアの基本的な診療能力を修得すること」が、臨床研修の基本理念です。2年間で、大きく成長することを期待しています。
入社式
救命救急センターのオリエンテーション
(センター長宮島先生より長岡ドクヘリ説明の様子)
2022年度初期臨床研修医の修了式と祝賀会が行われました
第3回ベストチューター賞に冨田 任先生(循環器内科)と谷 由子先生(放射線科)が選ばれました
2023年3月27日
第18期初期研修医11名の臨床研修了式が行われました。また、3年ぶりに長岡ホテルニューオータニで盛大に 祝賀会が開かれ大いに盛り上がりました。皆、2年間で大きく成長し、自信と希望に満ちた表情でした。
全国の研修医が受験する「基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)」では、今年度は、475の受検病院の中で、当院は施設順位12番と好成績でした。今後は、それぞれの専門科に進んで、一層精進されることを期待しています。
第3回研修医が選ぶベストチューター賞には、循環器内科 冨田 任先生と放射線科 谷 由子先生が選ばれました。お二人とも、院内でも大変多忙な先生ですが、研修医のために多くの時間を割いてくださり、熱い指導にあたっていただきました。ありがとうございました。
第89回呼吸器合同北陸地方会にて、田島義家先生が研修医セッション優秀演題賞に選ばれました
2023年3月3日
第89回呼吸器合同北陸地方会にて、当院呼吸器内科で研修中の田島義家先生(新潟大学医歯学総合病院研修プログラム)が研修医セッション優秀演題賞を受賞されました。
おめでとうございます!
田島先生の患者さんと向き合う真摯な姿勢と、指導医の先生の丁寧な御指導の賜物と思います。
[演題名]麦門冬湯による薬剤性肺炎が疑われた一症例
(呼吸器内科)田島義家、沼田由夏、渡辺祐介、畠山琢磨、谷川俊也、安藤由実、古塩純、島岡雄一、石田晃、西堀武明、佐藤和弘
(薬剤部医薬情報課)大関裕
(写真は、受賞した田島義家先生(左)と呼吸器内科の指導医沼田由夏先生)
第15回中越臨床研修医研究会が開かれました
2023年2月2日
長岡市医師会主催の中越臨床研修研究会が、ホテルニューオータニで開催されました。例年、長岡3病院の研修医の代表が、経験した症例などの発表を行うものです。いずれの演題も、開業医の先生方や病院の医師の勉強になるものばかりで、熱心な討論が行われました。
当院からは、昨年12月の院内の発表会で選出された3名が発表し、草間昭夫医師会長から表彰状と記念品が授与されました。
(当院からの演題)
・頻回の経口抗菌薬投与によりClostridioides difficile感染症を発症した生来健康な5歳男児の一例
(小児科) 藤井 裕太
・COVID-19関連小児多系統炎症性症候群の一例 (小児科) 大竹 笙子
・診断に6年を要した進行する筋硬直の症例 (神経内科)大河原 舜太
当院から選ばれ発表した3名と座長の西堀武明先生
草間長岡市医師会長から表彰を受ける大河原先生
第149回 日本内科学会信越地方会プレナリーセッションの優秀演題が、内科学会誌 「今月の症例」に掲載されました
2023年1月20日
第149回日本内科学会信越地方会のプレナリーセッション(2021年10月9日、新潟市)で、土井智裕先生と宮島美佳先生が、それぞれ最優秀賞と優秀賞に選ばれました。どちらの症例も日本内科学会に推薦論文として選ばれ、「今月の症例」に掲載されました。当院の紹介文と併せて、ご参照ください。
宮島 美佳 先生
「顆粒球コロニー形成刺激因子関連大型血管炎に対しステロイド治療が奏効した1例」
土井 智裕 先生
「当初筋萎縮性側索硬化症が疑われたACTH単独欠損症による副腎皮質機能低下性ミオパチーの1例」
臨床研修医発表会を行いました
2022年12月28日
12月27日、当院の講堂で 毎年恒例の2年目研修医の発表会を行いました。ベストチューターに選ばれた呼吸器内科 古塩純先生と緩和ケア科 佐藤直子先生の司会で、11名の研修医が発表しました。会場には、64名のドクターが集まり、熱心な討議が行われ、投票により、藤井裕太先生、大竹笙子先生、大河原舜太先生が 来年2月に開催予定の長岡医師会主催 中越臨床研修医研究会で発表することに決まりました。おめでとうございます。
どの発表も診療に役立つプライマリ・ケアに則した内容で、参加された先生方からも、大変勉強になったとの声が多く寄せられました。2年目の研修医の成長とレベルの高さを感じました。長時間の発表会でしたが、指導医ならびに ご参加された上級医の先生方にも感謝いたします。
第151回内科学会信越地方会若手奨励賞プレナリーセッションで、佐竹優紀先生が最優秀賞に選ばれました
2022年10月3日
第151回内科学会信越地方会(10月2日、松本市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、1年目研修医の佐竹優紀先生が最優秀賞に選出されました。おめでとうございます。
第140回から はじまったプレナリーセッションで当院からの最優秀賞は4人目です。
研修医の日ごろからの探求心と指導医の先生方の丁寧な指導の賜物と思います。
[演題名]紫斑、末梢神経障害、腎障害に加えてクモ膜下出血を合併した好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)の1例
(腎臓・膠原病内科)佐竹優紀、坂井俊介、逸見太郎、石黒惠子、井口昭、山﨑肇、佐伯敬子
写真は、受賞した佐竹優紀先生(左)と腎・膠原病内科の指導医佐伯敬子先生)
第70回日本消化器病学会甲信越支部例会 西山 紘貴 先生 研修医奨励賞受賞
第92回日本消化器内視鏡学会甲信越支部例会 金子 大地 先生 優秀演題表彰
2022年8月19日
第70回日本消化器病学会甲信越支部例会にて、当院研修医 西山 紘貴 先生が研修医奨励賞を受賞されました。
[演題名]貧血を契機に診断され外科的切除が行われた小腸血管腫の1例
第92回日本消化器内視鏡学会甲信越支部例会 研修医・専修医セッションにて、当院研修医 金子 大地 先生が、優秀演題として選ばれました。
[演題名]上皮下を主体に発育・進展した食道低分化腺癌の1例
写真は、受賞した西山先生(前列右から2番目)、金子先生(前列左端)と消化器内科の指導医の先生方
今年から新たに伊豆赤十字病院と置戸赤十字病院での地域医療研修がはじまりました
2022年8月9日
2022年度から研修医の定員が12名に増え、地域医療研修の病院も、魚沼市立小出病院と飯山赤十字病院に、置戸赤十字病院(北海道)・伊豆赤十字病院が加わりました。
第1号として研修を行った2名の感想を紹介します。
● 置戸赤十字病院での研修を終えて 富川 薫
7月の4週間、当院から第1号として、北海道の置戸赤十字病院で地域医療研修をさせていただきました。置戸日赤は、院長含め常勤医が2名しかおらず、長岡日赤と比べるとはるかに規模は小さいですが、看護師・薬剤師・臨床検査技師・放射線技師・栄養課・事務の方々等々が一致団結して病院全体が回っており、チーム医療というものを改めて感じました。
仕事以外では、平日は無料のスポーツセンターでトレーニング後、温泉施設(300円)でリラックス、病院前の定食屋で一杯飲んでほろ酔い、北見に焼肉に行ったり、係長の家でBBQ(ホタテが絶品)したり。週末は旭川方面(ラベンダー畑や旭山動物園)、稚内(日本最北端の碑)、帯広方面(豚丼やヒグマ観光)、網走(監獄と流氷)、釧路(炉端焼き)、など感染対策をしながら道内観光をさせていただき、北海道を満喫しました(ただ天気には恵まれず・・・お金も飛びました)。
研修中の風景
置戸赤十字病院のみなさんと集合写真
● 伊豆赤十字病院での地域研修をおえて 金子 愛
6月に伊豆赤十字病院で4週間の地域研修をさせていただきました。 高齢者の多い地域で、病院は一般病床と療養病床等合わせて100床程度、小規模多機能施設が隣接していました。長岡では3次病院で専門性の高い急性期医療に携われていますが、地域研修では急性期以降の医療について学ぶことのできる良い機会となりました。 患者さんとご家族の今後の生活を考えて、ベストな選択は何かを考えることができ、訪問診療や施設診療を行っているため高齢者の多い地域でどんな医療が必要なのか学ぶことができました。 伊豆は緑豊かできれいな川が流れており、快晴の日には富士山がきれいにみえました。近くには温泉街があり日々心身ともに癒されました。先生方とテニスをしたりバーベキューをしたりなど充実した楽しい時間を過ごさせていただきました。
伊豆赤十字病院 外観
伊豆の風景
2021年度 初期臨床研修医による症例報告
2022年7月4日
今年の3月に初期研修を終えた横田一樹先生と山本萌乃先生(立川病院からのたすきがけ研修)の症例報告が、「臨床神経学」に掲載されました。また、すでに終了した高橋恵実先生、鈴木紗也佳先生、稲垣辰樹先生が、研修医の時に執筆した症例報告も「長岡赤十字病院医学誌」に掲載されました。
経験した貴重な症例を論文化するには、多くのエネルギーを必要ですが、自信も深まり、今後の臨床の糧となると思います。今後の一層の活躍を期待しています。
- ラクナ梗塞様症状で発症し血管内大細胞型B細胞リンパ腫と診断した1例(神経内科)
横田一樹, 梅田麻衣子, 本郷祥子, 土田拓睦, 梅森幸恵, 藤田信也
臨床神経,62:492-495,2022
臨床神経2022 横田一樹 - 片頭痛発作に続く脳卒中様症状で発症した単純ヘルペス脳炎の1例 (神経内科)
山本萌乃, 滑川将気, 石川正典, 渡邊浩之, 小宅睦郎, 藤田信也
臨床神経,62:567-570,2022
臨床神経2022 山本萌乃 - クロイツフェルト・ヤコブ病と鑑別を要した橋本脳症の1例(神経内科)
高橋恵実, 荻根沢真也, 本郷祥子, 梅田能生, 梅田麻衣子, 小宅睦郎, 藤田信也
長岡赤十字医学雑誌 34:24-27, 2021 - 胸膜癒着療法が奏功した難治性特発性乳び胸の1例(呼吸器内科)
鈴木紗也佳, 石田晃, 田中奨, 野崎周平, 若林知哉, 沼田由夏, 古塩純, 島岡雄一 佐藤和弘, 西堀武明, 篠原博彦, 大和靖, 内藤哲也, 谷達夫
長岡赤十字医学雑誌 34:28-34, 2021 - 頚部放射線療法後に頸動脈狭窄をきたした5例 (神経内科)
稲垣辰樹, 滑川将気, 荒川武蔵, 梅田能生, 梅田麻衣子, 小宅睦郎, 藤田信也
長岡赤十字医学雑誌 34:46-50, 2021
坂井貴一先生と羽山響先生が 新潟県医師会研修医奨励賞 優秀賞を受賞しました
2022年7月1日
新潟県医師会は、令和元年度から「臨床研修での経験を踏まえた新潟県の医療が抱える課題、今後医師会に期待される役割に関する提言」を新潟県内の臨床研修医から募集して、新潟県医師会研修医奨励賞を授与しています。
令和3年度は、9件の応募があり、最優秀賞1件と優秀賞2件が選出されました。当院の坂井貴一先生と羽山響先生が、優秀賞に選ばれ、このたび、「にいがた勤務医ニュース」に論文が掲載されました。おめでとうございます。
にいがた勤務医ニュース(PDF)
第150回内科学会信越地方会若手奨励賞プレナリーセッションで、
相田麻衣先生が優秀賞に選ばれました
2022年6月6日
第150回内科学会信越地方会(6月4日、上越市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院2年目研修医の相田麻衣先生が優秀賞を受賞しました。おめでとうございます!
ハイブリッド形式で開催されましたが、当院からは、他2名の研修医がオンサイトで発表しました。学会も以前の形に戻りつつあります。
亜急性自己免疫性脳炎を呈したシェーグレン症候群の1例 (神経内科)
相田麻衣,種田朝音,梅田能生,滑川将気,梅田麻衣子,小宅睦郎,藤田信也
2022年度初期臨床医の研修が始まりました
新しい研修医室がオープンしました
2022年4月7日
4月1日 第19期初期研修医が辞令交付を受けました。今年度から募集定員が1名増えて12名となりましたが、全員 国家試験に合格しました。オリエンテーションを終え、新潟大学からのcommon diseaseコースの研修医1名と歯科のたすきがけの研修医1名を合わせた14名で、本日から研修のスタートです。指導医の先生方、かわらぬ熱い指導をよろしくお願いします。
長岡中央綜合病院や立川綜合病院からのたすきがけの研修医や学生実習生も一緒に過ごせるように、研修医室は移動して、広くなって リニューアルオープンしました。各人が落ち着いて勉強できる部屋に加えて、検討会や談話ができる部屋を設けました。
(写真は、オリエンテーション中のスーツ姿の新研修医と新しい研修医室です)
2021年度初期臨床研修医の修了式と祝賀会が行われました
第2回ベストチューター賞に佐藤直子先生(緩和科)、古塩純先生(呼吸器内科)が選ばれました
2022年3月25日
第17期初期研修医11名の臨床研修了式が行われました。また、院内で お弁当を食べながら 祝賀会が開かれました。
各人のスピーチからは、良い仲間たちと切磋琢磨しながら学び、満足度の高い研修ができたとのことで、皆 大きく成長したことを感じさせてくれました。2年間の研修期間がコロナ禍となり、飲み会もできず、長岡花火を楽しむこともなく 研修が終わりますが、永遠の同期生と、今後も助け合って発展してもらいたいと思います。これからの医師としての人生が、On the sunny side of the streetでありますように祈念しています。
第2回研修医が選ぶベストチューター賞には、緩和ケア科 佐藤直子部長と呼吸器内科 古塩純副部長が選ばれ、表彰状と記念品が贈られました。古塩先生は、昨年に続き2回目の受賞です。必須研修ではない緩和科の佐藤先生は、その指導が評判をよび、8人の研修医が自由選択で研修して、終末期の患者さんへの対応を丁寧に指導されました。おふたりとも、初期研修医の到達目標である、「全人的な医療のできる医師」の育成に ご尽力いただきありがとうございます。
臨床研修医発表会を行いました
2021年12月22日
12月21日、当院の講堂で 毎年恒例の2年目研修医の発表会を行いました。今年は、ベストチューターに選ばれている呼吸器内科の古塩 純先生と救急科の岡部康之先生の司会で、11名の研修医が発表しました。コロナ禍にあって、学会発表も少なかったと思いますが、皆、立派な発表でした。会場には、50名のドクターが集まり、熱心な討議が行われ、投票により、畠山琢磨先生、土井智裕先生、横田一樹先生が 来年2月に開催予定の長岡医師会主催 中越臨床研修医研究会で発表することに決まりました。おめでとうございます。
多くの症例を経験することも大事ですが、経験した症例を深く掘り下げて、納得のいくまで勉強することもキャリアアップに大切なことです。これからも、初心を忘れず精進してください。
第149回内科学会信越地方会若手奨励賞プレナリーセッションで、土井智裕先生が最優秀賞、宮島美佳先生が優秀賞に選ばれました
2021年10月11日
第149回内科学会信越地方会(10月9日、新潟市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院2年目研修医の土井智裕先生が最優秀賞、宮島美佳先生が優秀賞に選出されました。当院からのダブル受賞です!おめでとうございます!
- 最優秀賞:
当初筋萎縮性側索硬化症が疑われたACTH単独欠損症による代謝性ミオパチーの1例(神経内科)
○土井智裕,荻根沢真也,滑川将気,梅田麻衣子,梅田能生,小宅睦郎,藤田信也 - 優秀賞:
顆粒性コロニー形成刺激因子(G-CSF)関連大型血管炎に対してステロイドが奏功した1例(腎膠原病内科)
○宮島美佳,高村紗由里,高橋恵実,山崎翔子,井口 昭,山崎 肇,佐伯敬子
冨田大祐先生が 新潟県医師会研修医奨励賞 最優秀賞を受賞しました
2021年6月25日
新潟県医師会は、令和元年度から「臨床研修での経験を踏まえた新潟県の医療が抱える課題、今後医師会に期待される役割に関する提言」を新潟県内の臨床研修医から募集して、新潟県医師会研修医奨励賞を授与しています。令和2年度の最優秀賞に、当院の研修医の冨田大祐先生の論文「新潟県の救急医療のこれから」が選ばれ、賞金10万円が贈られました。
冨田先生は、当院での臨床研修を終了して、4月から当院の救急部に専攻医として勤務しています。最優秀賞受賞者は、3月5日に新潟県病院長会議で発表を行い、このたび、「にいがた臨床医ニュース」に論文が掲載されました。おめでとうございます。
2021年度初期臨床研修医の研修が はじまりました
2021年4月7日
4月1日、今年の新入社員56人の入社式が行われました。
第18期の初期研修医11名も院長から辞令交付を受けました。新人オリエンテーションを終え、いよいよ今日から研修医としての生活がはじまります。「医師としての人格をかん養し、医療の果たすべき社会的役割を認識して、プライマリ・ケアの基本的な診療能力を修得すること」が、臨床研修の基本理念です。悔いのないよう、精いっぱいの研修生活を送ってください。
入社式
長岡ドクヘリの前で記念写真
2020年度初期臨床研修医の修了式が行われました
第1回ベスト・チューターに 呼吸器内科 古塩純先生と 救急科 岡部康之先生が選ばれました
2021年3月29日
第16期初期研修医11名の初期臨床研修了式が、3月26日院内で行われました。
昨年に続いて、新型コロナウイルス感染症予防策のため、修了祝賀会は開催されませんでしたが、修了した初期研修医たちは、当院での研修を高く評価してくれました。切磋琢磨して過ごした仲間たちとの 2年間は、医師としての礎になることでしょう。今後の発展を期待しています。
今年から創設されたベスト・チューター賞の表彰も併せて行われました。2年目の研修医による投票で、呼吸器内科の古塩純先生と救急科の岡部康之先生が選出されました。多忙な診療の中、熱いご指導をありがとうございました。情熱あふれる指導医は、病院の宝です。
(写真は、修了式後の記念撮影。後列右から3人目が古塩先生、4人目が岡部先生)
第13回中越臨床研修医研究会が開催されました
2021年2月3日
長岡市医師会主催の中越臨床研修医研究会が、2月2日(木)長岡市医師会館で開催されました。
長岡赤十字病院、長岡中央綜合病院、立川綜合病院の3病院から選ばれた9名の研修医が、研修の成果を発表しました。当院からは、昨年12月22日に2年目の研修医11名による予選会を行い、聴衆者による投票で選ばれた上位3名が発表しました。
コロナ禍ということで、例年のような発表会の後の賑やかな立食パーティーも開かれませんでしたが、研修医の真摯な発表を、諸先生方も熱心に聴講され、活発な討議が行われました。
<当院発表演題>
・腎機能正常で高Mg 血症をきたした一例/岸 諒太
・難治性特発性乳び胸の一例/鈴木 紗也佳
・クロイツフェルト・ヤコブ病と鑑別を要した橋本脳症の一例/高橋 恵実
(写真は、表彰をうけた当院の研修医)
第89回日本消化器内視鏡学会甲信越支部例会にて、当院研修医の土井智裕先生が表彰されました
2021年1月7日
第89回日本消化器内視鏡学会甲信越支部例会(2020年11月21日、22日)の合同シンポジウム(一般演題)にて、初期臨床研修医である土井智裕先生が当院で経験した症例発表を行い、表彰されました。
写真は受賞した土井先生(前左から2番目)と、消化器内科の指導医の先生方
演題名:
びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)の寛解後にEBV陽性胃原発T細胞性リンパ腫を発症した1例
長岡赤十字病院消化器内科
土井智裕、渡邉貴之、登内孝文、古山海斗、石井壮一、小林陽子、小林隆昌、小林雄司、河久順志、三浦努、吉川成一、竹内学
長岡赤十字病院血液内科
矢野敏雄
長岡赤十字病院病理診断部
薄田浩幸
2020年初期臨床研修医による症例報告
2020年12月25日
2020年は、新型コロナ感染症に振り回された1年でした。学会も軒並み中止になり、初期研修医の発表の場も少なくなってしまいました。そのかわり、例年より多くの症例報告の論文発表がありました。多くの症例を受け持つことも大事ですが、受け持った症例を深く掘り下げて勉強して、症例報告の形で足跡を遺すことは、今後の医師としてのキャリア形成にきっと役立つことと思います。
※下線が研修医です
・髄液の免疫染色で診断しえた髄膜黒色腫症の1 例
田村悠紀子、梅田 能生、梅田麻衣子、小宅 睦郎、薄田 浩幸、藤田 信也
臨床神経学 2020;60:565-568
2020臨床神経学 田村由紀子(PDF)
・超音波内視鏡検査によって診断できたインスリノーマの1 例
三井⽥秀、古川和郎、三ツ間友⾥恵、吉岡 ⼤志、吉川成⼀、⾼⽊聡、皆川昌広
長岡赤十字医学雑誌 2020;33:57-61
2020長岡赤医誌 三井田秀(PDF)
・著明な自発性低下と摂食障害に加えてパーキンソニズムを呈したクッシング症候群の1 例
川上絢子、小宅睦郎、北原匠、梅田能生、梅田麻衣子、吉岡大志、古川和郎、鈴木一也、米山健志、藤田信也
長岡赤十字医学雑誌 2020;33:63-73
2020長岡赤医誌 川上絢子(PDF)
・腎機能正常で酸化マグネシウムによる高マグネシウム血症となり意識障害をきたした1例
岸諒太、鈴木優也、井口昭、高村紗由里、佐伯敬子、小林隆昌、山﨑肇
長岡赤十字医学雑誌 2020;33:75-78
2020長岡赤医誌 岸諒太(PDF)
・急性中耳炎から細菌性髄膜炎とS状静脈洞血栓症の耳性頭蓋内合併症をきたした1 例
宮島美佳、荻根沢真也、小島康輔、本郷祥子、梅田能生、梅田麻衣子、高橋奈央、岡部隆一、小宅睦郎、藤田信也
長岡赤十字医学雑誌 2020;33:91-94
2020長岡赤医誌 宮島美佳(PDF)
第99回日本消化器内視鏡学会総会 会長特別企画1 きらりん☆ピック支部例会にて当院で初期研修を実施していた三井田秀先生が優秀演題第一位に選ばれました
2020年10月
第99回日本消化器内視鏡学会総会(9月2日、3日)の会長特別企画1きらりん☆ピック支部例会にて、消化器内科三井田秀先生(現在はJA新潟厚生連上越総合病院)が当院初期臨床研修中に経験した症例発表を行い、見事優秀演題第一位に選出されました。
演題名:急速に発育進展した胃MANECの1例
(写真は、受賞した三井田秀先生(右)と、消化器内科の指導医 竹内学先生)
2020年度初期臨床研修医の研修がスタートしました
2020年4月7日
第17期の初期研修医11名が院長から辞令交付を受け、期待に胸を膨らませて研修生活をスタートさせました。志を高く持ち、チームワークよく、切磋琢磨して、2年間で大きく成長してください。
入社式
ドクターヘリと
2019年度初期臨床研修医の修了式が行われました
2020年3月30日
第15期初期研修医11名の初期臨床研修の修了式が、3月25日院内で行われました。
新型コロナウイルス感染症予防策のため、例年の華やかな修了祝賀会が中止になったことは、大変残念でしたが、ひとりひとりから、長岡赤十字病院で初期研修ができたことの充実感・満足感、指導医の先生方、担当のスタッフの方々への感謝の言葉がありました。人間的にも大きくなった修了生たちの今後の飛躍を期待します。
第12回中越臨床研修医研究会が開催されました
2020年2月14日
今年も、中越臨床研修医研究会(長岡市医師会主催)が、2月5日(水)ホテルニューオータニ長岡で開催されました。 長岡赤十字病院、長岡中央綜合病院、立川綜合病院の3病院から選ばれた9名の研修医が、研修の成果を発表するこの会は、開業の先生方からも好評で、新潟大学臨床実習の学生たちも参加して、大盛況でした。 当院からは、昨年12月に開催された院内研修医症例発表会で選出された3名が発表しました。
第55回日本赤十字社医学会総会@広島
2019年10月23日
第55回日本赤十字社医学会総会が、10月17日18日、広島で開催されました。当院からは、医師だけでなく看護師をはじめ多数のコメディカルの皆さんが参加しました。
今年は、2年目研修医が6題の演題を発表しました。
全国の赤十字病院に勤務する研修医が多数参加して、お互いのプレゼンを聞いて、大いに勉強になったと思います。
「著明な自発性低下とパーキンソニズムを呈した副腎性クッシング症候群の1例」
巻渕 絢子 他
「多発性硬化症との鑑別が必要だった白質病変を伴う片頭痛の2例」
古山 海斗 他
「小細胞癌による播種性骨髄癌腫症の1例」
土田 拓睦 他
「原発癌の同定に難渋した悪性黒色腫に伴う髄膜癌腫症の1例」
田村 悠紀子 他
「EUS-FNAで扁平上皮癌と診断された膵腫瘍の1例」
田中 奨 他
「肺動脈腫瘍塞栓により肺高血圧症をきたした膵臓癌の1例」
高橋 響 他
第86回日本消化器内視鏡学会甲信越支部例会のプレナリーセッションで、当院研修医の三井田秀先生が最優秀賞に選ばれました
2019年6月14日
第86回日本消化器内視鏡学会甲信越支部例会(6月9日、甲府市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院2年目研修医の三井田秀先生が最優秀賞に選出されました。
演題名:急速に発育進展した胃MANECの1例
長岡赤十字病院消化器内科
○三井田秀, 竹内学, 北條雄暉, 小林陽子, 小林隆昌, 小林雄司, 河久順志,三浦努 ,吉川成一,
同 病理診断部
薄田浩幸
同 外科
佐藤優, 八木亮磨, 内藤哲也, 皆川昌弘, 谷達夫
卒後5年までの演者の中から優秀3演題が表彰されました。
MANECとは、消化器癌において腺癌と神経内分泌癌が併存した癌のことであり、非常に稀な疾患です。未だにその発生機序や治療法については不明なことが多く、議論が続いています。
当院にて経験したMANECの症例から組織発生や診断方法について考察したことが評価されました。
(写真は、受賞した三井田秀先生(右)と、消化器内科の指導医 竹内学先生)
第144回内科学会信越地方会若手奨励賞プレナリーセッションで、古山海斗先生が優秀賞に選ばれました
2019年6月4日
第144回内科学会信越地方会(6月2日、松本市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院2年目研修医の古山海斗先生が優秀賞に選出されました。
演題名: 蚊刺を契機に急性腎障害を呈したEBウイルス持続感染症例の1例
長岡赤十字病院腎臓内科
○古山海斗,佐藤勇也,鈴木健志,井口 昭,山崎 肇
同 血液内科
田中智之
新潟大学医歯学総合病院腎膠原病内科
吉田一浩,伊藤由美,今井直史,成田一衛
(写真は、受賞した古山先生(右)と、腎臓内科の指導医 佐藤勇也先生)
2018年度初期臨床研修医の修了式と祝賀会が行われました
2019年3月25日
3月22日、第14期初期研修医9名が、初期臨床研修プログラムを修了し、院長より修了証書が授与されました。ホテルニューオータニ長岡で、研修医がお世話になった関連病院の魚沼市立小出病院鈴木善幸先生、田宮病院稲井徳栄先生、長岡西病院永井恒雄院長、開業医の草間昭夫先生、髙木正人先生、三上理先生、江部佑輔先生、そして多数の院内の指導医の先生方と共に、修了祝賀会が賑やかに開かれました。修了される研修医は、切磋琢磨し、後輩の面倒見も良く、臨床学生実習に来た学生からは、「こういう研修医になりたいので、長岡赤十字病院での初期研修を希望した」との声が多数寄せられました。これから専門医の道を歩まれるにあたり、医師としての使命を高く設定して、一層精進されることを期待しています。
第11回中越臨床研修医研究会が開催されました
2019年2月12日
今年も、中越臨床研修医研究会(長岡市医師会主催)が、2月7日(木)ホテルニューオータニ長岡で開催されました。 長岡赤十字病院、長岡中央綜合病院、立川綜合病院の3病院から選ばれた9名の研修医が、研修の成果を発表するこの会は、開業の先生方からも好評で、新潟大学臨床実習の学生たちも参加して88名の出席者があり、大盛況でした。
当院からは、院内の発表会で選出された田中英先生、内山純花先生、北條雄輝先生の3名が発表しました。
表彰をうける田中英先生
長尾政之助先生(長岡市医師会長)の乾杯で始まった懇親会
第143回内科学会信越地方会の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院研修医の内山純花先生が優秀賞に選ばれました
2018年10月9日
第143回内科学会信越地方会(10月6日、松本市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院2年目研修医の内山純花先生が優秀賞に選出されました。
演題名:
免疫チェックポイント阻害剤であるニボルマブ投与後に,高CK血症を伴う重症筋無力症を発症した1例
長岡赤十字病院神経内科
○内山純花,勇亜衣子,林 秀樹,大津 裕,梅田能生,梅田麻衣子,小宅睦郎,藤田信也
同 呼吸器内科
島岡雄一
新潟大学脳研究所神経内科
河内 泉
ニボルマブ(商品名オプジーボ)は、先日ノーベル賞を受賞した京都大学の本庶佑博士の研究チームが開発に貢献した抗PD-1抗体の医薬品です。がん免疫療法の新薬として、多くの患者さんが恩恵を受けている一方で、免疫が活性化されるために発症する様々な自己免疫疾患(irAE)が問題となっています。内山先生は、ニボルマブ投与後に高CK血症を伴う重症筋無力症を発症した症例を詳細に検討してまとめました。
写真は受賞した内山先生と、神経内科の指導医・同僚達
2017年度初期臨床研修医の修了祝賀会が行われました
2018年3月28日
2018年3月26日、第13期初期研修医10名が、初期臨床研修プログラムを修了し、院長より修了証書が授与されました。長岡市内のベルナールで、研修医がお世話になった関連病院、開業医、院内の指導医の先生方などが集い、修了祝賀会が賑やかに開かれました。 今年も個性のゆたかな研修医達でしたが、お互い切磋琢磨して、2年間で大きく成長しました。研修医室は、いつも明るく活気に満ちており、研修医1年生の良い手本となってくれました。 現在の研修医制度が始まって14年。今年で、当院から巣立った研修医も100名を超えました。多くの先輩達が、県内外で指導医として活躍しています。 今後も一層精進して、アカデミアとヒューマニズムのバランスのとれた信頼される医師に育ってください。
第10回中越臨床研修医研究会 (長岡市医師会主催)が開催されました
2018年2月2日
2月1日(木)に中越臨床研修医研究会が開かれました。長岡赤十字病院、長岡中央綜合病院、立川綜合病院から選抜された研修医3名ずつが研修の成果を発表しました。長岡の研修医達が、研修を通して長岡を愛し、これから各専門科で研鑽を積んだ後、また長岡で医療に従事してもらいたいとの願いから、長岡市医師会が主催して毎年開かれている会です。今年は10年目の節目の会で、ホテルニューオータニに80名を超える先生方が集まりました。
当院からは、小関洋平先生、勇亜衣子先生、吉岡弘貴先生が発表しました。
長尾政之助先生(長岡市医師会長)から表彰を受ける
小関洋平先生
大貫啓三先生(元長岡市医師会長)の乾杯で始まった
懇親会
第141回内科学会信越地方会の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院研修医の勇亜衣子先生が最優秀賞に選ばれました
2017年11月2日
第141回内科学会信越地方会(10月9日、新潟市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院2年目研修医の勇亜衣子先生が最優秀賞に選出されました。
この賞は、前回から創設されたもので、事前審査により選出された6演題から、信越支部評議員と座長が採点を行い、最優秀賞1演題、優秀賞2演題、奨励賞3演題が選出されるものです。当院の研修医が、前回に引き続き2回目の最優秀賞に選ばれました。大変名誉のことと思います。
勇先生は11月開催の当院の医局会でも表彰されました。おめでとうございます。
演題名:多臓器転移および急性心筋梗塞を来した大動脈弓内膜肉腫の1例
長岡赤十字病院呼吸器内科、病理診断科*
○勇亜衣子、佐藤昂、古塩純、島岡雄一、石田晃、西堀武明、江村巌*、薄田浩幸*、佐藤和弘
(左から、指導医の佐藤和弘副院長、勇先生、川嶋院長、医局会で撮影)
第140回内科学会信越地方会の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院研修医の吉岡弘貴先生が最優秀賞に選ばれました
2017年6月21日
演題名:頭部MRI所見から血管内リンパ腫症を疑い、腎生検で診断しえた1例
長岡赤十字病院神経内科
○吉岡弘貴,梅田能生,齋藤奈つみ,青山あずさ,梅田麻衣子,小宅睦郎,藤田信也
同 血液内科 佐藤直子
今回の信越地方会から、若手奨励賞プレナリーセッションが新設され、事前審査により選出された6演題を、信越支部評議員と座長がその場で採点を行い決定する方式で、最優秀賞1演題、優秀賞2演題、奨励賞3演題が決定しました。
吉岡先生の発表は、栄えある第一回の最優秀賞に選出されました。
(写真の真ん中が吉岡先生)