臨床研修指定病院について
臨床研修指定病院とは、医学部を卒業し、医師免許を取得した医師(研修医)が卒後2年間、基本的な手技や知識を身につけるための環境を提供する病院で、診療体制、指導体制、医療安全の体制など複数の基準を満たす必要があります。
当院では平成12年に厚生労働省より臨床研修病院に指定されており、次世代の医療人の育成に積極的に取り組んでいます。
また、研修医をはじめ、医学部の実習生や研修生も受け入れており、診療や検査時には主治医と一緒に同席をお願いすることがございます。地域医療の貢献のため、趣旨をご理解いただき、皆様のご協力をお願いいたします。
当院の臨床研修の特徴
臨床研修部会委員長・プログラム責任者:竹内 学
- 新潟県中越地区約40万人の医療圏の基幹病院で、27科の専門科が開設されています。高度の専門医療から幅広くcommon diseaseまで、100名を超す専門医から指導を受けられます。
- 中越地区唯一の救命救急センターと総合周産期母子医療センターで、研修が受けられます。
- 自由選択期間が 9か月あり、自分で研修プログラムを作成・カスタマイズできます。
- 長岡中央綜合病院・立川綜合病院・新潟大学医歯学総合病院・魚沼基幹病院等での選択研修も可能です。
- 地域医療研修はこれまで小出病院、飯山赤十字病院でしたが、新たに置戸赤十字病院(北海道)と伊豆赤十字病院(静岡)での研修が可能です。
- 令和5年度より救急診療で重要な整形外科研修はこれまで2週間でしたが、必須で4週間の期間研修可能です。
研修方式と研修期間割(長岡赤十字病院初期臨床研修プログラム)
1年次~2年次の15ヶ月間は、次に掲げる診療科を研修します。2年次は、9ヶ月間を自由選択とし、各自が将来を見据えて希望科を選択して研修します。
※ 実際の研修順は異なることがあります
※また、一般外来研修として、4週間(20日間)の研修を必須研修期間中に並行して実施します。
1年次の研修
- 「内科」研修は、4週間ずつ5クールに分けてローテートします。
内科 a : 消化器内科
内科 b : 呼吸器内科
内科 c : 循環器内科
内科 d : 血液内科
内科 e:腎・膠原病内科
内科f: 内分泌代謝内科(2週間)
(a~f の組み合わせは、変更されることがあります) - 「神経」研修は、神経内科か脳外科を4週間ローテートします。
- 「病理」研修では、CPCの発表を担当します。
- 「救急」研修として、救急/麻酔科を4週間、整形外科を4週間ローテートします。
- 当番日に、救急センターで救急車の対応にあたり、非当番日に麻酔科で研修します。
- 「外科・小児科・産婦人科」は、それぞれ4週間の研修を必修とします。
- 「内科」「小児科」「外科」研修中に、並行して一般外来研修の一部を実施します。
2年次の研修
地域医療研修に新たに「置戸赤十字病院(北海道)」・「伊豆赤十字病院(静岡)」が加わりました!
- 「地域医療」研修では、3週間を魚沼市立小出病院か飯山赤十字病院のいずれかの地域病院で、残りの1週間を長岡市内の開業医院等で研修します。
置戸赤十字病院・伊豆赤十字病院においては、4週間の研修になります。 - 2年次の「救急」研修では、当番日は、救命救急センターで救急搬送患者に対応し、非当番日には救急病棟の管理等を行います。1年目の研修医の指導にもあたります。
- 「精神科」研修では、崇徳会田宮病院、新潟県立精神医療センター、新潟大学精神科のいずれかを選択します(当院の精神科は自由選択で研修可能です)。
- 2年次における 「選択科」は、基幹型病院と協力型病院で実施します。
- 9ヶ月の自由選択期間では、長岡中央総合病院、立川総合病院等の協力型臨床研修病院での研修も可能です。研修期間は最低1ヶ月間・最長3ヶ月間です。
- 「救急」研修として、2年間で4週間(合計20回以上)の日当直研修を経験していただきます。
- 「地域医療」研修中に、並行して一般外来研修の一部を実施します。
救急部門の研修について
当院の救急研修プログラムでは、2年間で12週間の必須研修期間を設けています。1年次では、救命救急センターでの対応だけでなく、非当番日に麻酔科の研修を行います。2年次は、救命救急センターでの対応と救急科の入院患者の管理の研修を行います。また、救命救急センターの日当直研修を2年間で4週間(合計20回以上)以上行い、あらゆる救急患者の初期対応ができるようなることを目指します。
日当直業務
1年次の日当直業務
救急当番日に、上級医の指導のもと、救命救急センターで副直業務(半年後は、当直・日直業務)を行います。
<副直手当>約15,000円(17:00~22:00)
<日直手当>約30,000円(8:30~17:00)
<当直手当>約30,000円(17:00~8:30)
2年次の日当直業務
- 救急当番日に、上級医の指導のもと、救命救急センターで当直と休日日直業務を行います。(センター当直、内科系当直、外科系当直のいずれも選択できます)
<日直手当>約30,000円(8:30~17:00)
<当直手当>約35,000円(17:00~8:30) - 小児科を選択している期間は、救急当番日は、上級医の指導のもと副直業務(日当直業務もあり)を行います。
<副直手当>約18,000円(17:00~22:00) - 産科を選択している期間は、上級医の指導のもと1ヶ月に3~5回程度の産直業務を行います。
<産直手当>約20,000円(17:00~8:30) + 実働時間
処遇
基本給 | 一年次 380,000円 二年次 460,000円 |
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宿舎 | 病院社宅・借上社宅 あり |
家賃補助 | 月額 28,500円まで補助 |
学会出張費 | 年間15万円まで補助 |
論文投稿料 | 年間10万円まで補助 |
超過勤務手当 | あり |
勤務体制
平日 | 午前8時30分 ~ 午後5時00分 |
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休日 | 土曜日、日曜日、祝祭日、5月1日(創立記念日)、年末年始 |
有給休暇・夏季休暇 | 有 |
臨床研修医ニュース
2022年度初期臨床医の研修が始まりました 新しい研修医室がオープンしました
2022年4月7日
4月1日 第19期初期研修医が辞令交付を受けました。今年度から募集定員が1名増えて12名となりましたが、全員 国家試験に合格しました。オリエンテーションを終え、新潟大学からのcommon diseaseコースの研修医1名と歯科のたすきがけの研修医1名を合わせた14名で、本日から研修のスタートです。指導医の先生方、かわらぬ熱い指導をよろしくお願いします。
長岡中央綜合病院や立川綜合病院からのたすきがけの研修医や学生実習生も一緒に過ごせるように、研修医室は移動して、広くなって リニューアルオープンしました。各人が落ち着いて勉強できる部屋に加えて、検討会や談話ができる部屋を設けました。
(写真は、オリエンテーション中のスーツ姿の新研修医と新しい研修医室です)
2021年度初期臨床研修医の修了式と祝賀会が行われました
第2回ベストチューター賞に佐藤直子先生(緩和科)、古塩純先生(呼吸器内科)が選ばれました
2022年3月25日
第17期初期研修医11名の臨床研修了式が行われました。また、院内で お弁当を食べながら 祝賀会が開かれました。
各人のスピーチからは、良い仲間たちと切磋琢磨しながら学び、満足度の高い研修ができたとのことで、皆 大きく成長したことを感じさせてくれました。2年間の研修期間がコロナ禍となり、飲み会もできず、長岡花火を楽しむこともなく 研修が終わりますが、永遠の同期生と、今後も助け合って発展してもらいたいと思います。これからの医師としての人生が、On the sunny side of the streetでありますように祈念しています。
第2回研修医が選ぶベストチューター賞には、緩和ケア科 佐藤直子部長と呼吸器内科 古塩純副部長が選ばれ、表彰状と記念品が贈られました。古塩先生は、昨年に続き2回目の受賞です。必須研修ではない緩和科の佐藤先生は、その指導が評判をよび、8人の研修医が自由選択で研修して、終末期の患者さんへの対応を丁寧に指導されました。おふたりとも、初期研修医の到達目標である、「全人的な医療のできる医師」の育成に ご尽力いただきありがとうございます。
臨床研修医発表会を行いました
2021年12月22日
12月21日、当院の講堂で 毎年恒例の2年目研修医の発表会を行いました。今年は、ベストチューターに選ばれている呼吸器内科の古塩 純先生と救急科の岡部康之先生の司会で、11名の研修医が発表しました。コロナ禍にあって、学会発表も少なかったと思いますが、皆、立派な発表でした。会場には、50名のドクターが集まり、熱心な討議が行われ、投票により、畠山琢磨先生、土井智裕先生、横田一樹先生が 来年2月に開催予定の長岡医師会主催 中越臨床研修医研究会で発表することに決まりました。おめでとうございます。
多くの症例を経験することも大事ですが、経験した症例を深く掘り下げて、納得のいくまで勉強することもキャリアアップに大切なことです。これからも、初心を忘れず精進してください。
第149回内科学会信越地方会若手奨励賞プレナリーセッションで、土井智裕先生が最優秀賞、宮島美佳先生が優秀賞に選ばれました
2021年10月11日
第149回内科学会信越地方会(10月9日、新潟市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院2年目研修医の土井智裕先生が最優秀賞、宮島美佳先生が優秀賞に選出されました。当院からのダブル受賞です!おめでとうございます!
- 最優秀賞:
当初筋萎縮性側索硬化症が疑われたACTH単独欠損症による代謝性ミオパチーの1例(神経内科)
○土井智裕,荻根沢真也,滑川将気,梅田麻衣子,梅田能生,小宅睦郎,藤田信也 - 優秀賞:
顆粒性コロニー形成刺激因子(G-CSF)関連大型血管炎に対してステロイドが奏功した1例(腎膠原病内科)
○宮島美佳,高村紗由里,高橋恵実,山崎翔子,井口 昭,山崎 肇,佐伯敬子
冨田大祐先生が 新潟県医師会研修医奨励賞 最優秀賞を受賞しました
2021年6月25日
新潟県医師会は、令和元年度から「臨床研修での経験を踏まえた新潟県の医療が抱える課題、今後医師会に期待される役割に関する提言」を新潟県内の臨床研修医から募集して、新潟県医師会研修医奨励賞を授与しています。令和2年度の最優秀賞に、当院の研修医の冨田大祐先生の論文「新潟県の救急医療のこれから」が選ばれ、賞金10万円が贈られました。
冨田先生は、当院での臨床研修を終了して、4月から当院の救急部に専攻医として勤務しています。最優秀賞受賞者は、3月5日に新潟県病院長会議で発表を行い、このたび、「にいがた臨床医ニュース」に論文が掲載されました。おめでとうございます。
2021年度初期臨床研修医の研修が はじまりました
2021年4月7日
4月1日、今年の新入社員56人の入社式が行われました。
第18期の初期研修医11名も院長から辞令交付を受けました。新人オリエンテーションを終え、いよいよ今日から研修医としての生活がはじまります。「医師としての人格をかん養し、医療の果たすべき社会的役割を認識して、プライマリ・ケアの基本的な診療能力を修得すること」が、臨床研修の基本理念です。悔いのないよう、精いっぱいの研修生活を送ってください。
入社式
長岡ドクヘリの前で記念写真
2020年度初期臨床研修医の修了式が行われました
第1回ベスト・チューターに 呼吸器内科 古塩純先生と 救急科 岡部康之先生が選ばれました
2021年3月29日
第16期初期研修医11名の初期臨床研修了式が、3月26日院内で行われました。
昨年に続いて、新型コロナウイルス感染症予防策のため、修了祝賀会は開催されませんでしたが、修了した初期研修医たちは、当院での研修を高く評価してくれました。切磋琢磨して過ごした仲間たちとの 2年間は、医師としての礎になることでしょう。今後の発展を期待しています。
今年から創設されたベスト・チューター賞の表彰も併せて行われました。2年目の研修医による投票で、呼吸器内科の古塩純先生と救急科の岡部康之先生が選出されました。多忙な診療の中、熱いご指導をありがとうございました。情熱あふれる指導医は、病院の宝です。
(写真は、修了式後の記念撮影。後列右から3人目が古塩先生、4人目が岡部先生)
第13回中越臨床研修医研究会が開催されました
2021年2月3日
長岡市医師会主催の中越臨床研修医研究会が、2月2日(木)長岡市医師会館で開催されました。
長岡赤十字病院、長岡中央綜合病院、立川綜合病院の3病院から選ばれた9名の研修医が、研修の成果を発表しました。当院からは、昨年12月22日に2年目の研修医11名による予選会を行い、聴衆者による投票で選ばれた上位3名が発表しました。
コロナ禍ということで、例年のような発表会の後の賑やかな立食パーティーも開かれませんでしたが、研修医の真摯な発表を、諸先生方も熱心に聴講され、活発な討議が行われました。
<当院発表演題>
・腎機能正常で高Mg 血症をきたした一例/岸 諒太
・難治性特発性乳び胸の一例/鈴木 紗也佳
・クロイツフェルト・ヤコブ病と鑑別を要した橋本脳症の一例/高橋 恵実
(写真は、表彰をうけた当院の研修医)
第89回日本消化器内視鏡学会甲信越支部例会にて、当院研修医の土井智裕先生が表彰されました
2021年1月7日
第89回日本消化器内視鏡学会甲信越支部例会(2020年11月21日、22日)の合同シンポジウム(一般演題)にて、初期臨床研修医である土井智裕先生が当院で経験した症例発表を行い、表彰されました。
写真は受賞した土井先生(前左から2番目)と、消化器内科の指導医の先生方
演題名:
びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)の寛解後にEBV陽性胃原発T細胞性リンパ腫を発症した1例
長岡赤十字病院消化器内科
土井智裕、渡邉貴之、登内孝文、古山海斗、石井壮一、小林陽子、小林隆昌、小林雄司、河久順志、三浦努、吉川成一、竹内学
長岡赤十字病院血液内科
矢野敏雄
長岡赤十字病院病理診断部
薄田浩幸
2020年初期臨床研修医による症例報告
2020年12月25日
2020年は、新型コロナ感染症に振り回された1年でした。学会も軒並み中止になり、初期研修医の発表の場も少なくなってしまいました。そのかわり、例年より多くの症例報告の論文発表がありました。多くの症例を受け持つことも大事ですが、受け持った症例を深く掘り下げて勉強して、症例報告の形で足跡を遺すことは、今後の医師としてのキャリア形成にきっと役立つことと思います。
※下線が研修医です
・髄液の免疫染色で診断しえた髄膜黒色腫症の1 例
田村悠紀子、梅田 能生、梅田麻衣子、小宅 睦郎、薄田 浩幸、藤田 信也
臨床神経学 2020;60:565-568
2020臨床神経学 田村由紀子(PDF)
・超音波内視鏡検査によって診断できたインスリノーマの1 例
三井⽥秀、古川和郎、三ツ間友⾥恵、吉岡 ⼤志、吉川成⼀、⾼⽊聡、皆川昌広
長岡赤十字医学雑誌 2020;33:57-61
2020長岡赤医誌 三井田秀(PDF)
・著明な自発性低下と摂食障害に加えてパーキンソニズムを呈したクッシング症候群の1 例
川上絢子、小宅睦郎、北原匠、梅田能生、梅田麻衣子、吉岡大志、古川和郎、鈴木一也、米山健志、藤田信也
長岡赤十字医学雑誌 2020;33:63-73
2020長岡赤医誌 川上絢子(PDF)
・腎機能正常で酸化マグネシウムによる高マグネシウム血症となり意識障害をきたした1例
岸諒太、鈴木優也、井口昭、高村紗由里、佐伯敬子、小林隆昌、山﨑肇
長岡赤十字医学雑誌 2020;33:75-78
2020長岡赤医誌 岸諒太(PDF)
・急性中耳炎から細菌性髄膜炎とS状静脈洞血栓症の耳性頭蓋内合併症をきたした1 例
宮島美佳、荻根沢真也、小島康輔、本郷祥子、梅田能生、梅田麻衣子、高橋奈央、岡部隆一、小宅睦郎、藤田信也
長岡赤十字医学雑誌 2020;33:91-94
2020長岡赤医誌 宮島美佳(PDF)
第99回日本消化器内視鏡学会総会 会長特別企画1 きらりん☆ピック支部例会にて当院で初期研修を実施していた三井田秀先生が優秀演題第一位に選ばれました
2020年10月
第99回日本消化器内視鏡学会総会(9月2日、3日)の会長特別企画1きらりん☆ピック支部例会にて、消化器内科三井田秀先生(現在はJA新潟厚生連上越総合病院)が当院初期臨床研修中に経験した症例発表を行い、見事優秀演題第一位に選出されました。
演題名:急速に発育進展した胃MANECの1例
(写真は、受賞した三井田秀先生(右)と、消化器内科の指導医 竹内学先生)
2020年度初期臨床研修医の研修がスタートしました
2020年4月7日
第17期の初期研修医11名が院長から辞令交付を受け、期待に胸を膨らませて研修生活をスタートさせました。志を高く持ち、チームワークよく、切磋琢磨して、2年間で大きく成長してください。
入社式
ドクターヘリと
2019年度初期臨床研修医の修了式が行われました
2020年3月30日
第15期初期研修医11名の初期臨床研修の修了式が、3月25日院内で行われました。
新型コロナウイルス感染症予防策のため、例年の華やかな修了祝賀会が中止になったことは、大変残念でしたが、ひとりひとりから、長岡赤十字病院で初期研修ができたことの充実感・満足感、指導医の先生方、担当のスタッフの方々への感謝の言葉がありました。人間的にも大きくなった修了生たちの今後の飛躍を期待します。
第12回中越臨床研修医研究会が開催されました
2020年2月14日
今年も、中越臨床研修医研究会(長岡市医師会主催)が、2月5日(水)ホテルニューオータニ長岡で開催されました。 長岡赤十字病院、長岡中央綜合病院、立川綜合病院の3病院から選ばれた9名の研修医が、研修の成果を発表するこの会は、開業の先生方からも好評で、新潟大学臨床実習の学生たちも参加して、大盛況でした。 当院からは、昨年12月に開催された院内研修医症例発表会で選出された3名が発表しました。
第55回日本赤十字社医学会総会@広島
2019年10月23日
第55回日本赤十字社医学会総会が、10月17日18日、広島で開催されました。当院からは、医師だけでなく看護師をはじめ多数のコメディカルの皆さんが参加しました。
今年は、2年目研修医が6題の演題を発表しました。
全国の赤十字病院に勤務する研修医が多数参加して、お互いのプレゼンを聞いて、大いに勉強になったと思います。
「著明な自発性低下とパーキンソニズムを呈した副腎性クッシング症候群の1例」
巻渕 絢子 他
「多発性硬化症との鑑別が必要だった白質病変を伴う片頭痛の2例」
古山 海斗 他
「小細胞癌による播種性骨髄癌腫症の1例」
土田 拓睦 他
「原発癌の同定に難渋した悪性黒色腫に伴う髄膜癌腫症の1例」
田村 悠紀子 他
「EUS-FNAで扁平上皮癌と診断された膵腫瘍の1例」
田中 奨 他
「肺動脈腫瘍塞栓により肺高血圧症をきたした膵臓癌の1例」
高橋 響 他
第86回日本消化器内視鏡学会甲信越支部例会のプレナリーセッションで、当院研修医の三井田秀先生が最優秀賞に選ばれました
2019年6月14日
第86回日本消化器内視鏡学会甲信越支部例会(6月9日、甲府市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院2年目研修医の三井田秀先生が最優秀賞に選出されました。
演題名:急速に発育進展した胃MANECの1例
長岡赤十字病院消化器内科
○三井田秀, 竹内学, 北條雄暉, 小林陽子, 小林隆昌, 小林雄司, 河久順志,三浦努 ,吉川成一,
同 病理診断部
薄田浩幸
同 外科
佐藤優, 八木亮磨, 内藤哲也, 皆川昌弘, 谷達夫
卒後5年までの演者の中から優秀3演題が表彰されました。
MANECとは、消化器癌において腺癌と神経内分泌癌が併存した癌のことであり、非常に稀な疾患です。未だにその発生機序や治療法については不明なことが多く、議論が続いています。
当院にて経験したMANECの症例から組織発生や診断方法について考察したことが評価されました。
(写真は、受賞した三井田秀先生(右)と、消化器内科の指導医 竹内学先生)
第144回内科学会信越地方会若手奨励賞プレナリーセッションで、古山海斗先生が優秀賞に選ばれました
2019年6月4日
第144回内科学会信越地方会(6月2日、松本市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院2年目研修医の古山海斗先生が優秀賞に選出されました。
演題名: 蚊刺を契機に急性腎障害を呈したEBウイルス持続感染症例の1例
長岡赤十字病院腎臓内科
○古山海斗,佐藤勇也,鈴木健志,井口 昭,山崎 肇
同 血液内科
田中智之
新潟大学医歯学総合病院腎膠原病内科
吉田一浩,伊藤由美,今井直史,成田一衛
(写真は、受賞した古山先生(右)と、腎臓内科の指導医 佐藤勇也先生)
2018年度初期臨床研修医の修了式と祝賀会が行われました
2019年3月25日
3月22日、第14期初期研修医9名が、初期臨床研修プログラムを修了し、院長より修了証書が授与されました。ホテルニューオータニ長岡で、研修医がお世話になった関連病院の魚沼市立小出病院鈴木善幸先生、田宮病院稲井徳栄先生、長岡西病院永井恒雄院長、開業医の草間昭夫先生、髙木正人先生、三上理先生、江部佑輔先生、そして多数の院内の指導医の先生方と共に、修了祝賀会が賑やかに開かれました。修了される研修医は、切磋琢磨し、後輩の面倒見も良く、臨床学生実習に来た学生からは、「こういう研修医になりたいので、長岡赤十字病院での初期研修を希望した」との声が多数寄せられました。これから専門医の道を歩まれるにあたり、医師としての使命を高く設定して、一層精進されることを期待しています。
第11回中越臨床研修医研究会が開催されました
2019年2月12日
今年も、中越臨床研修医研究会(長岡市医師会主催)が、2月7日(木)ホテルニューオータニ長岡で開催されました。 長岡赤十字病院、長岡中央綜合病院、立川綜合病院の3病院から選ばれた9名の研修医が、研修の成果を発表するこの会は、開業の先生方からも好評で、新潟大学臨床実習の学生たちも参加して88名の出席者があり、大盛況でした。
当院からは、院内の発表会で選出された田中英先生、内山純花先生、北條雄輝先生の3名が発表しました。
表彰をうける田中英先生
長尾政之助先生(長岡市医師会長)の乾杯で始まった懇親会
第143回内科学会信越地方会の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院研修医の内山純花先生が優秀賞に選ばれました
2018年10月9日
第143回内科学会信越地方会(10月6日、松本市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院2年目研修医の内山純花先生が優秀賞に選出されました。
演題名:
免疫チェックポイント阻害剤であるニボルマブ投与後に,高CK血症を伴う重症筋無力症を発症した1例
長岡赤十字病院神経内科
○内山純花,勇亜衣子,林 秀樹,大津 裕,梅田能生,梅田麻衣子,小宅睦郎,藤田信也
同 呼吸器内科
島岡雄一
新潟大学脳研究所神経内科
河内 泉
ニボルマブ(商品名オプジーボ)は、先日ノーベル賞を受賞した京都大学の本庶佑博士の研究チームが開発に貢献した抗PD-1抗体の医薬品です。がん免疫療法の新薬として、多くの患者さんが恩恵を受けている一方で、免疫が活性化されるために発症する様々な自己免疫疾患(irAE)が問題となっています。内山先生は、ニボルマブ投与後に高CK血症を伴う重症筋無力症を発症した症例を詳細に検討してまとめました。
写真は受賞した内山先生と、神経内科の指導医・同僚達
2017年度初期臨床研修医の修了祝賀会が行われました
2018年3月28日
2018年3月26日、第13期初期研修医10名が、初期臨床研修プログラムを修了し、院長より修了証書が授与されました。長岡市内のベルナールで、研修医がお世話になった関連病院、開業医、院内の指導医の先生方などが集い、修了祝賀会が賑やかに開かれました。 今年も個性のゆたかな研修医達でしたが、お互い切磋琢磨して、2年間で大きく成長しました。研修医室は、いつも明るく活気に満ちており、研修医1年生の良い手本となってくれました。 現在の研修医制度が始まって14年。今年で、当院から巣立った研修医も100名を超えました。多くの先輩達が、県内外で指導医として活躍しています。 今後も一層精進して、アカデミアとヒューマニズムのバランスのとれた信頼される医師に育ってください。
第10回中越臨床研修医研究会 (長岡市医師会主催)が開催されました
2018年2月2日
2月1日(木)に中越臨床研修医研究会が開かれました。長岡赤十字病院、長岡中央綜合病院、立川綜合病院から選抜された研修医3名ずつが研修の成果を発表しました。長岡の研修医達が、研修を通して長岡を愛し、これから各専門科で研鑽を積んだ後、また長岡で医療に従事してもらいたいとの願いから、長岡市医師会が主催して毎年開かれている会です。今年は10年目の節目の会で、ホテルニューオータニに80名を超える先生方が集まりました。
当院からは、小関洋平先生、勇亜衣子先生、吉岡弘貴先生が発表しました。
長尾政之助先生(長岡市医師会長)から表彰を受ける
小関洋平先生
大貫啓三先生(元長岡市医師会長)の乾杯で始まった
懇親会
第141回内科学会信越地方会の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院研修医の勇亜衣子先生が最優秀賞に選ばれました
2017年11月2日
第141回内科学会信越地方会(10月9日、新潟市)の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院2年目研修医の勇亜衣子先生が最優秀賞に選出されました。
この賞は、前回から創設されたもので、事前審査により選出された6演題から、信越支部評議員と座長が採点を行い、最優秀賞1演題、優秀賞2演題、奨励賞3演題が選出されるものです。当院の研修医が、前回に引き続き2回目の最優秀賞に選ばれました。大変名誉のことと思います。
勇先生は11月開催の当院の医局会でも表彰されました。おめでとうございます。
演題名:多臓器転移および急性心筋梗塞を来した大動脈弓内膜肉腫の1例
長岡赤十字病院呼吸器内科、病理診断科*
○勇亜衣子、佐藤昂、古塩純、島岡雄一、石田晃、西堀武明、江村巌*、薄田浩幸*、佐藤和弘
(左から、指導医の佐藤和弘副院長、勇先生、川嶋院長、医局会で撮影)
第140回内科学会信越地方会の若手奨励賞プレナリーセッションで、当院研修医の吉岡弘貴先生が最優秀賞に選ばれました
2017年6月21日
演題名:頭部MRI所見から血管内リンパ腫症を疑い、腎生検で診断しえた1例
長岡赤十字病院神経内科
○吉岡弘貴,梅田能生,齋藤奈つみ,青山あずさ,梅田麻衣子,小宅睦郎,藤田信也
同 血液内科 佐藤直子
今回の信越地方会から、若手奨励賞プレナリーセッションが新設され、事前審査により選出された6演題を、信越支部評議員と座長がその場で採点を行い決定する方式で、最優秀賞1演題、優秀賞2演題、奨励賞3演題が決定しました。
吉岡先生の発表は、栄えある第一回の最優秀賞に選出されました。
(写真の真ん中が吉岡先生)