臨床研修指定病院について
臨床研修指定病院とは、医学部を卒業し、医師免許を取得した医師(研修医)が卒後2年間、基本的な手技や知識を身につけるための環境を提供する病院で、診療体制、指導体制、医療安全の体制など複数の基準を満たす必要があります。
当院では平成12年に厚生労働省より臨床研修病院に指定されており、次世代の医療人の育成に積極的に取り組んでいます。
また、研修医をはじめ、医学部の実習生や研修生も受け入れており、診療や検査時には主治医と一緒に同席をお願いすることがございます。地域医療の貢献のため、趣旨をご理解いただき、皆様のご協力をお願いいたします。
研修理念と基本方針
研修理念
長岡赤十字病院は、医師としての人格を涵養し、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、プライマリ・ケアの基本的な診療能力を習得し、赤十字理念を具現化し得る医師の養成を行ます。
基本方針
1 医師として初めて医療に従事するにあたり、医療全般についての基本的な知識並びに
技能習得するとともに、医療に おける人間関係についての理解を深める努力を行う。
2 初期研修の24か月では、内科、救命救急センター(ICUを含む)等の必須研修を通じて、
初期医療(プライマリ・ケア)に必要な能力を身につける。
3 2年目研修の後半では、希望科の専門研修を行う。スーパーローテーションによる初期研修で
習得した医療全般についての知識を基に、専門科の基本的知識と技能の習得に努める。
4 2年間の医療全般についての幅広い体験を通じて、自己の適性の発見(将来の専門科の選択)に
努める。