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院長あいさつ

長岡赤十字病院をご利用の皆様へ

平成28年4月の診療報酬改定に向けて

長岡赤十字病院 院長 川嶋 禎之

長岡赤十字病院
院長 川嶋 禎之

今、日本は世界に類を見ない少子高齢化社会を迎えつつあることから、社会保障費の自然増を抑えるべく国はさまざまな施策を行っています。医療の分野では“社会保障と税の一体改革”という法律のなかで、在宅医療の強化と、病院の機能分化を推し進める方向性が強く示されています。
これは、端的に言って

“医学的に必要な最低限の期間だけ病院に入院して医療を受ける”

“手術などの急性期医療を行う病院は、急性期の医療に特化する”

“急性期医療のあとのリハビリは改善が見込まれる患者さんに重点をおく”

“療養病床は医療必要度の高い方を中心にし、療養主体で医療の必要度が低い方は基本的に在宅で医療・介護を行う”

ということを医療機関と国民に求めています。

平成28年4月の診療報酬改定でも在宅医療の強化と病院の機能分化を推し進める方向性が強く示されていますので少しご説明させていただきます。


紹介状なしの方の初診料が上がります

「紹介状なしの大病院受診時の定額負担」が義務化されました。これは特定機能病院や500床以上の地域医療支援病院においては、紹介状なしで受診された患者さんから定額を徴収するというものです。なお、救急、公費負担医療対象の患者さんなどやむを得ない事情がある場合は定額徴収の対象外となります。

この制度は基本的に、高度の機能を持つ病院は、病状の重い入院患者さんの治療に専念せよ、その病状が重く入院が必要になる患者さんは、自院の外来部門からよりむしろ他の医療機関から紹介してもらえるような地域での連携を図るべきだというメッセージと、ドクターショッピングといわれる、いろいろな病院を紹介状なしに渡り歩く方に対し紹介状をもらってきちんと診てもらうようにすることで無駄な検査、重複する投薬などを避けようという2つのメッセージが込められています。

いずれにせよ、医療機関の機能分化を進め、かかりつけ医から普段の健康管理を受け、特別な治療の必要な病気が疑われるときだけかかりつけ医から専門医に紹介するという欧米型の医療供給システムを目指すという国の方針のあらわれです。

これからはできるだけ地域にあなたの“かかりつけ医”を作ることに努め、体に不具合があるが救急車を呼ぶまでではないときはまず近くのかかりつけの先生に相談し、大きい病院での検査・治療が必要と判断されたら、これまでの病気のことや、最近の変化がわかる紹介状を書いていただいた上で当院を受診していただくようご協力お願い致します。

入院期間の短縮が求められています

当院のように看護師の数を十分に配置して、救急医療、がん治療など急性期の医療に当たる病院に対し、病名ごとに国が定めた標準的治療期間を超えて長く患者さんを入院させることを抑制する制度がこれまで以上に厳しくなりました。また、病床数の多い急性期病院に対しては、その入院患者さんのうち25%以上が国の定める基準で ”重症“でなければならないとされました。

“自宅で生活できるようになるまで大きい病院に入院して治療・リハビリ・療養が受けられる”という時代もありましたが、社会の変化、医療の進歩とともに医療供給体制も激変し今や、“手術を受け、点滴やら心電図やらいろいろ付けられている時期が過ぎると、手術を受けた病院から追い立てられるように転院、退院せざるを得ない”という時代になってしまったとご理解ください。当院ではこれまでも新しい治療法、手術方法、早期のリハビリで入院治療期間を短くする工夫をすると同時に、回復期病院と呼ばれるリハビリテーション、療養のための病床のある病院や介護施設、訪問看護ステーションと連携し、シームレス(継ぎ目なし)に急性期医療から次の段階の治療、リハビリ、療養、へ引き継げるよう地域での連携に努めてまいりました。今後も、医療制度の枠内で急性期医療という本分を守るためにも周辺医療機関、介護施設と綿密に連携し患者さんの側に立ったシームレスな医療を提供していく努力を続けたいと思います。“病院から追い出された”ではなく“手際よい適切な処置の後、速やかに次のステージに向けた適切な手配をうけて退院することが出来た”と思っていただける病院を目指したいと思っておりますのでよろしくご協力ください。

 

手を当てるだけの手当てしかなかった時代における病院の役割と医療技術の進歩した現代における病院の役割は大きく様変わりしています。また、医学の進歩のみならず病気の種類、人口構成、経済情勢の変化によっても保険診療体制は変って行きます。病院としては時代の流れに伴う保険診療制度の変化に対応していかざるを得ない部分もありますが、長岡赤十字病院は、“わたしたちは、苦しんでいる人たちを救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも人間のいのちと健康・尊厳を守ります“という赤十字社の理念に基づいた病院です。どんな時代でもこの言葉を胸に、世の中の変化に立ち向かっていることをご理解いただきますようお願い申し上げます。

 

 

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