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だい12 回 「おしえて?赤十字」

おしえて赤十字 ●赤十字の7原則(げんそく)
- 2000年12月号 -

「赤十字」には7つの基本原則(きほんげんそく)があります。
ジャン.S.ピクテという人が考(かんが)え、1965年(昭和40年)にオーストリアのウィーンで開(ひら)かれた第20回の国際会議(こくさいかいぎ)できめられました。

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「赤十字の7原則」
 (せきじゅうじの7げんそく)
Principles of the Red Cross


  1. 人道(じんどう)humanity

    人道とは、人間(にんげん)としておたがいをたいせつにするという、ただしい道( みち)のことをいいます。
    赤十字は、どんな状況(じょうきょう)でも人間の苦(くる)しみをなくすために、「人道」をいちばんにしています。

  2. 公平(こうへい)impartiality

    国(くに)、人種(じんしゅ)、宗教(しゅうきょう)、身分(みぶん)、意見(いけん)などがちがっても、差別(さべつ)しないということです。
    いちばん苦(くる)しんでいる人を、いちばん最初(さいしょ)にたすけます。

  3. 中立(ちゅうりつ)neutrality

    戦争(せんそう)や争(あらそ)いのときに、どちらの味方(みかた)もしないということです。
    どんなときでも、政治(せいじ)、人種(じんしゅ)、宗教(しゅうきょう)、思想(しそう)などの争(あらそ)いには加(くわ)わりません。

  4. 独立(どくりつ)independence

    それぞれの国(くに)の赤十字は、自分(じぶん)で判断(はんだん)して活動(かつどう)するということです。
    その国の法律(ほうりつ)はまもりますが、国の命令(めいれい)で活動(かつどう)するのではありません。

  5. 奉仕(ほうし)voluntary service

    赤十字は、苦(くる)しんでいる人につくすことが目的(もくてき)です。
    お金もうけに利用(りよう)してはいけないということです。

  6. 単一(たんいつ)unity

    どんな国(くに)にも赤十字は1つしかありません。
    その国の一部(いちぶ)のためではなく、国全体(ぜんたい)のために働(はたら)くためです。

  7. 世界性(せかいせい)universality

    赤十字は、世界的(せかいてき)なしくみです。
    すべての国の赤十字が、おなじ権利(けんり)をもち、おたがいに手助(てだす)けする義務(ぎむ)があります。

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