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健康たより あさのは

【あさのは】第69号(平成25年1月発行)

インフルエンザQ&A

Q1 症状はどうですか?

突然の38℃を超える発熱があります。咳の症状を伴うことが多く、鼻汁やのどの痛みもみられます。全身倦怠感が強いことが特徴です。基礎疾患を持っている人(他の疾患で受診している人)では、重症化することもあり注意が必要です。感染力も非常に強く、集団感染を起こすこともあります。

Q2 診断はどうですか?

鼻汁・鼻や咽頭のぬぐい液によって検査をする迅速診断キットがあります。 A型か B型かの判定もできます。検査する時期やウイルスの量によって、陽性にならない場合もあります。その場合は症状や接触歴(家族にインフルエンザの人がいる)などにより、診断して治療を行う場合もあります。

Q3 治療はどうですか?

現在インフルエンザ治療薬は 4 種類あります。タミフルは 5 日間内服します。吸入薬のリレンザもあり、 5 日間の吸入です。最近開発された薬でイナビルがあります。 1 回の吸入で治療が完結しますので、しっかりと吸入を行うことが必要です。点滴注射のラピアクタもあります。どの場合でも治療法をしっかり守ってください。 5 日分の処方が出た場合には、最後までしっかりと服用をしてください。

Q4 潜伏期は、どれくらいですか?

家族や学校や職場の同僚など、周りに症状が出て診断がついた人がいた場合、接してから3日目までで発症する場合が多いようです。その期間は自分自身も発熱や咳などの症状が出ないか注意をした方が良いでしょう。

Q 5 ワクチンについて教えてください。

流行が予想される 3 種類のウイルスを想定して作られています。ワクチンの効果は 5 ヶ月程度のため、毎年の接種が望ましいです。

Q 6 発症したら、どのようにすれば良いですか?

インフルエンザの疑いがあり、発熱・咳などの症状で病院を受診する際には、必ずマスクを着けるようにしてください。周囲に感染させない‘咳エチケット’は重要です。診断がついた場合は、熱の出方もみながら5日間程度を目安に自宅療養となります。

(感染症科 西堀武明)

認定看護師『摂食・嚥下障害看護認定看護師』ってどんなことする人?

 摂食・嚥下障害看護認定看護師とは、食べる力が低下している方に、口から食べることができるよう援助方法を考える看護師です。すぐに口から食べることが難しい場合は、食べる前の練習から考える場合もあります。 食べる力が低下する原因はさまざまです。脳血管疾患の脳梗塞や脳出血、パーキンソン病、舌や首の病気、ほかに肺の病気や心臓の病気のため息切れなどにより疲労が強く、食べることができなくなる場合もあります。 お年寄りになると、背骨が曲がり飲み込みにくくなります。飲み込みにくくなると、むせてしまい、そのことにより気道という空気の通り道に食べ物が入り、肺炎になることがあります。一般的には誤嚥性肺炎と言います。食べる援助方法を工夫すると同時に、誤嚥性肺炎を起こさないように注意しなければなりません。
食べる力が低下している方に、誤嚥性肺炎を予防する方法があります。とろみ剤を使うとむせにくくなります。食形態として一口大の大きさにすると良いでしょう。介護用品に介助しやすいスプーンなどもありますので、使用してみてはいかがでしょうか。口の中は綺麗にしておきましょう。
昨年は肺炎による死亡が第3位になりました。その中でも高齢者が多く、誤嚥性肺炎の割合が高いと言われています。患者さんに適した工夫をして、一人でも多くの方が少しでも口から食べることができるように今後も関わっていきたいと思います。

(摂食・嚥下障害看護認定看護師 松崎裕子)

当院の医療技術職員 業務紹介 第6回 臨床工学技士 その3 手術室関連業務

 手術室では、全身麻酔・脊椎麻酔・局所麻酔を行いながら様々な手術が行われています。医療技術の発展は日進月歩で、手術治療においても同様です。手術を行う際も様々な医療機器を使用し成果をあげています。人工呼吸器を使用し全身麻酔が行われ、電気メスや超音波メスなどを使い手術を行います。
臨床工学技士は、患者さんに使用する全ての医療機器を常に安全に使用できるように点検し、異常のないことを確認し提供しています。また、手術の内容により使う医療機器も異なるため、各手術に必要な機器を準備します。特に最近は内視鏡下の手術件数が増加し、それに伴いひとつの手術に使用する医療機器も多種多様で、沢山の機器を使用する場面も増えています。
手術室の臨床工学技士は医療機器の操作も行っています。その一つに人工心肺の操作があります。心臓弁膜症や大動脈の手術の際に、一時的に患者さんの心臓や肺の機能をサポートするための医療機器です。心臓血管外科医師の指示のもと安全に操作しています。
当院では心臓バイパス手術は、人工心肺を使用しないで行うことが殆どです。もうひとつ、自己血回収装置の操作があります。大動脈の手術や整形外科の人工骨頭の手術などでは、出血した血液を回収し洗浄、濃縮して患者さんに戻します。このように医療機器の専門家である臨床工学技士は手術室に欠かせない職種として確立してきています。今後も患者さんに安心した医療を提供できるよう、各分野で活躍していきます。

(臨床工学技士 横山英樹)

 

印が休診日、印が午前のみ診療です。

             
             
             
             
             
             
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